書類と文具、小物の収納をどうする？

＜収納＞をテーマにお届けしている今週の特集。昨年末に78㎡から58㎡のマンションへと引っ越しをした編集人・ウメダの自宅収納をレポートしています。本日がいよいよ最終回。書類や文具、アクセサリーなど、これまでお伝えしていなかったけれど、家を整えるには案外重要なこれらの小物をどう収納するか？ のお話です。

わが家のパソコンコーナーです。3つのボックスに無垢材の1枚板を渡した、デスク兼収納棚。これは前の家から持ち込みました。自宅で仕事をするときや、事務作業をするときはここが定位置。そこで、、、

文房具と日常で使う紙類をここへ集約しました。お馴染み「無印良品」のファイルボックスを2つ入れ、家計簿や趣味のマラソンの練習記録、新聞の切り抜きなど、日々出し入れする書類＝通称”しかかりボックス”としました。下の段はアイロン、紙箱の中は掃除機のノズルパーツです。

左側には同じく「無印良品」の“ポリプロピレン小物収納ボックス”を入れ、細かい文房具を分類しました。これまでは蓋つきの缶に小分けして、納戸代わりにしていた6畳間の棚に入れていたのですが、納戸へ行く→棚から缶を出す→蓋を開ける、という一連の動作が面倒くさくて、ついついダイニングテーブルの上に出しっぱなし、、、なんてことも。これからはさっと引き出しを引くだけなので、ラクラク！  クリップも大きさごとに分けたので、使いたいサイズがすぐ手にとれます。

以前、納戸に入れていた棚をパソコンデスクの横に移動。ほぼ本で埋まっていたのですが、引っ越しを機に大部分の書籍を古書店に引き取ってもらいました。これも心理的な葛藤が大きかった、、、。仕事柄、本や雑誌はすぐに増えてしまうので、今後は①読み終わった本は人に譲る②電子版を活用する、を心がけます。１番上の棚が保存書類（旅行の記録やアルバム、健康診断の記録など）、2段目がアクセサリーなど小物の定位置です。

「無印良品」の”硬質パルプ引出”に腕時計や名刺入れ、病院の診察券などを。

その上にも「無印良品」の”重なるアクリルケース”を置き、アクセサリーを。ぴったりサイズの”ベロア内箱仕切”を組み合わせたので、繊細なジュエリーも安心です。

この白い棚は夫と私、それぞれひとつずつ分け、各自の持ち物を管理することにしました。整理上手な夫は、棚ひとつ分で十分やっていけそうですが、怪しいのは私です。アクセサリーも写真も本も、ここからはみ出すようになったら、処分するタイミングと肝に銘じます。ちなみに棚の扉にはハンガーフックを付けて、洗濯後、アイロンをかけるシャツ類はひとまずココへ吊るすことに。平日は余裕がないので、週末にまとめてアイロンをかけてクロゼットへ片づけます。こういった”分類しづらいもの”の定位置を決めると、家事ストレスが軽減しますね。

今回の特集は、ひとまずこれで終了です。片づけにつぐ片づけで、さながら”片づけデスロード”　の感のあった2017-2018年末年始でしたが、お蔭様で引っ越し荷物はなんとか新居に収めることができました！

そもそも、今回の引っ越しは”コンパクトでも、気持ちのいい暮らし”を求めて決めたこと。正直、以前の住まいは立地、建物、環境ともに気に入っていて、わざわざ引っ越さなければならない積極的な理由はなかったのです。ただ、将来のことを考えると、フットワーク軽く、体力があるうちに、不用品を整理し、身軽になってなっておこうと考えてのことでした。今ふりかえると、確かに以前の住まいは空間に余裕がある分だけ、深く考えずに物を「とりあえず置いておく」習慣が身についていました。今は、食材も洋服も書類も、定位置に戻さなければ、たちまち生活空間が物であふれてしまいます。

①物の必要量を見極めて②目的や用途を考えて分類③出し入れしやすく収める。今回のわが家の収納計画第１弾は、とりあえずココまで。生活は毎日のことですから、これで＜終わり＞はありません。リバウンドしないよう、引き続き物の適正量を守りつつ、ライフスタイルに合わせて収納も変化していくことと思います。さらに、自分たちにとって＜美しいもの、心が満たされるもの＞をいかに取り入れるか？　が次の課題。毎日、過ごすわが家が使い勝手がよく、好きなもので満たされていたら、それこそハッピーな”コンパクトライフ”だと思うので。

収納計画vol.1 クロゼット編（1/8更新）
収納計画vol.2 キッチン編（1/9更新）
収納計画vol.3 玄関編（1/10更新）
収納計画vol.4 洗面所編（1/11更新）
収納計画vol.5 書類、小物編（1/12更新）