一日一歩のおへそ 「グリュックントグーテ」辺牟木ちさとさん

暮らしのおへそ
2019.08.29

夢を叶えるおへそは
「一日一歩」。
一歩を1年続けたら、
遠かった夢がすぐそこに。

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「グリュックントグーテ」という雑貨ブランドを主宰している辺牟木ちさとさん。扱っているのはシルクやオーガニックコットン製の靴下や手袋、ナチュラルで安心なおいしいお菓子など。質が良くて心が豊かになるものです。

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初めて取材にうかがったのは一昨年の秋。団地のリビングのテーブルで、靴下のサンプルを作ったり、納品伝票を書いたり、ホームページを更新したりと大忙しです。17時に店じまいして母の顔に戻ったら、お迎えに行き、ご飯を作り、寝かしつけまでノンストップ。夜は夜で残った雑務を片づけます。

さぞかし大変でしょう? と聞けば、「そうですね。でもね、現状維持より進んでいたいタイプなの」と笑います。さらに、「実は、自然のなかで子育てしたいので土地を探しているんです」とか「自宅横にショールームを作ったら、コーヒーぐらいは出したいな」など出てくるのは未来の話ばかりです。

家を建てて、さらにカフェも! 

「子どもも小さいし、経済的にも不安要素を数えればきりがありません。でも、あれこれ考える前にまず一歩踏み出してみる。そのとき、よいほうへスッと動くならその道に行くべきタイミング、と信じているんです」

そして1年後。辺牟木さんから「山梨に引っ越しました」と連絡をいただきました。さっそく取材にうかがうと、緑豊かな山里の小さな丘の上に素敵な一軒家が建っていました。窓からは山が見え、キッチンつきの小さなショールームや辺牟木さんのアトリエスペースも。夫の秀則さんも靴職人としての新しいスタートを切り、子どもたちも新しい環境で生活の根をしっかり張りつつあることに驚きました。

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一日に何度もパソコンを運んで、リビング内オフィスにしていた辺牟木さん。譲れないのは、パソコンと仕事の資料を置いて、じっくり仕事に取り組めるマイスペースの確保。キッチン横に、念願のアトリエを手に入れた。


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近所にある羊毛を扱うショップから原毛を仕入れ、ルームシューズ作りを。手作業でフェルト化し成形。底に滑り止めのラバーを貼ったら完成。「ウール100%でとても暖かいですよ」


確かに理想の未来像はあれど、辺牟木さん夫妻のように軽やかに進んでいける人はなかなかいません。

「軽やかなんて全然。私のおへそは一日一歩。昨日の自分と比べて一歩だけ前へ。いきなりぐ~んと遠くへは進めない。でも、一日一歩を1年続ければ、ずいぶん遠くへも行くことができます。山梨の暮らしも、千葉から一歩一歩踏みしめた道のりがあってこそです」


「暮らしのおへそ Vol.27」より
photo:砂原 文


開催中の「おへそ的、買い物のすすめ展」in日本橋(日本橋三越本館7階)にて「グリュックントグーテ」の靴下やルームシューズを販売しています。ぜひ手に取ってみてください!


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