夕暮れのおへそ vol.2 ― 「アンカー」主宰・和多由里さん

暮らしのおへそ
2020.04.07

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子どもたちが帰ってくる前におかずを3品作る。これが夕暮れを乗りきるポイント


この日の夕暮れまでに仕上げた3品。鮭を塩麴に漬けておき、ホイル焼きに。ベーコンを炒めてから白菜、貝柱と鮭、塩麴を加えて煮込み、最後に牛乳を加えてミルク煮に。子どもたちが大好きなメニューのひとつ。かぶとエビの炒め物は塩麴で味つけを。日々のおかずは和食がベースで、主菜は、肉と魚を交互に。


夫が営むパーソナルトレーニングジムで、トレーナーとして仕事をしている和多さん。夕方帰宅すると、小学校から帰った長男の一翔(かずと)くんを連れ、昨年生まれたばかりの杏子(ももこ)ちゃんを抱っこして、みんなで保育園まで次男の成児(じょうじ)くんを迎えに行きます。

「帰宅すると大騒ぎになるから、それまでに、おかずを3品作っておくのが目標ですね」と和多さん。


みんなで保育園までお迎えに。


理学療法士であり、体をつくるプロなので、食べることを何より大事にしているそう。でも、小さな子どもを抱えながら、バランスのいい食事を作るのは大変です。そんな毎日を支えてくれているのが塩麴やしょうゆ麴といった発酵調味料。肉や魚を漬け込んでおけば焼くだけでよく、野菜炒めもあっという間においしく仕上がります。

「子どもたちが風邪をひくと、仕事にも支障が出て大変になってしまいます。だから、寝る、食べるだけはしっかりと。それだけで丈夫になりますから」子育ても仕事も、料理も洋裁も好き。家族の健康を守ることは、やりたいことをあきらめないためでもあるのです。


夫の実家がある愛媛県から麴を取り寄せ、塩13%と水を加えて、自分で塩麴を作っている。しょうゆ麴も自家製。甘酒は炊飯器で作り、みりんや砂糖代わりの調味料として料理に使う。

 


れんこんとなすのしょうゆ麴炒めは、家族にも人気の一品。

 


夫は、仕事で帰宅が遅いことが多いが、早く帰れる日は子どもたちの相手をしてくれる。

 


3人の子どもを相手にご飯を食べさせるだけでもひと仕事。昨年杏子ちゃんを産んで、産休から復帰してから、少しずつ時間の使い方、子どもたちとの接し方を工夫し、ストレスなく過ごせるように試行錯誤してきたそう。

 


大皿料理で自分で取って食べるスタイルだと、子どもたちが、何をどれぐらい食べたか量を把握できないので、仕切り付きのトレイを使用。枠に入っているものを食べ終わったらお代わりをしてもいい仕組み。

 


どんなに疲れていても、寝る前にかつお節を削ってだしをとる。きちんととっただしで作る具だくさんのみそ汁は、和多家の健康の源。

 


家族5人分のみそ汁は、朝、晩2回分を一度に作る。だしで野菜を煮たら、2つに分け、食べる直前にみそを加えて仕上げる。

 

『暮らしのおへそ Vol.29』より
photo:近藤沙菜 text:一田憲子

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Profile

和多由里

Yuri Wada

フィットネスクラブでトレーナーとして3年間働き、その後病院のリハビリテーション室で理学療法士として6年間勤務。ご主人とともに東京・三鷹にてパーソナルトレーニングジム「アンカー」を主宰。7歳、4歳、0歳の3児の母でもある。体にいいことをテーマに食と運動の大切さを伝えるイベントの企画、運営も行う。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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