セレクトショップ、バー、花屋の店主3人が集めた古物や民芸品専門のオンラインストア「民藝朋友」がオープン

【金曜更新】おでかけ&お買い物情報
2022.02.25

暮らしとおしゃれの編集室ができたばかりの2016年、デイリー連載「今日のひとしな」を担当してくださった金沢のセレクトショップ「niguramu(ニグラム)」の店主・辻 喜代司さんが、バー店主と花屋店主のご友人2人と新しく始めた、古物や民芸品を専門に取り扱うオンラインストア「民藝朋友(みんげいほうゆう)」がオープンしました。


「niguramu」に並ぶ商品をセレクトする際に基準となる “日常の品、買い足しできる品”は、民芸の理念に通じるていると考える辻さん。民芸の器もそのうち取り扱いたいと思い常々調べていましたが、郷土玩具などはお店のスタイルになかなか合わず、本で読んだり見たりする程度だったそう。

そんなとき、もともと郷土玩具をコレクションしていたバー店主のご友人と民芸や伝統工芸などについて飲みながら語り合っていた際「ガッツリ民芸郷土玩具を取り扱う店ってあまりないね」という話がきっかけで「民藝朋友」がスタート。花屋店主のご友人も加わり古物をはじめ、現在でも販売されている郷土玩具や民芸品、伝統工芸品とそれらに通じるプロダクトを取り扱います。


日本各地で子どもの健やかな成長や家内安全などの願いを込めつくられた郷土玩具や、民衆生活の中から生まれ、日常的に使われる民芸品。色や形、素材など土地それぞれの伝統を活かしひとつひとつ手作りされたアイテムはどこか温かみを感じますよね。

「こんな素敵な風土があるよ、あったよっと多くの人に知ってもらえるよう、そして現在も作っている方がこれからも作り続ける環境が続いたらいいなと思ったり、廃絶したものが今後何か新しい物を生み出すヒントになるのではないか、と色々楽しい未来を考えながらセレクトしています」と話す辻さんたちが選んだ商品には、「うちにもあった!」と懐かしい気分になるものから、使い方は分からないけど美しい細工が施されたものまで幅広いラインナップが揃います。


現在ではほとんど作られなくなってしまったものや、手に入りにくくなった貴重なものも並ぶ「民藝朋友」。一点一点どのように使われてきたのか、いつ頃の作品なのかなどアイテムの説明文を読み始めたら何時間でも楽しめてしまう魅力たっぷりのサイトです。ぜひこの機会に、日本の民芸品や伝統工芸に触れてみてはいかがでしょうか。

民藝朋友
https://mingei-houyu.jp/
Instagram:@mingeihouyu


←「niguramu(二グラム)」が紹介する今日のひとしなはこちらから

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