【ブログ】 おしゃれは服の数ではなくテクニック!
若い頃は、アレもコレも気になったけれど、私もいい加減<いい大人>なので、自分の好きなものをきちんと自覚していたいなぁ、とこの本を作りながら考えました。『大人のための かしこい衣服計画』(主婦と生活社刊・板倉直子著)。
皆さん、こんにちは。「暮らしとおしゃれの編集部」編集人のウメダです。この本の著者・板倉直子さんは、島根県・松江のセレクトショップ「ダジャ」のディレクター。『大人になったら、着たい服 2015年春夏』の表紙モデルになってくださった方で、軍パンに「ルブタン」のパンプスを合わせた横顔の写真に見覚えのある方もいらっしゃるのでは?
この本誕生のきっかけは、昨年の5月、「大人服」のお買いものイベントを新宿伊勢丹で開催したとき。板倉さんは2週間ずっと東京に滞在して、毎日売り場に立ってくださいました。その2週間、出張中の限られた荷物にも関わらず、板倉さんのコーディネートは会うたびに新鮮で、私は密かにその着こなしを観察していました(笑)。聞けば、パリへ出張したときも、スーツケース1個分の洋服で、2週間毎日違うコーディネートを組み立てていたそう! つまりこの本のテーマ「おしゃれは服の数ではなくテクニック」を実践なさっていたのですね。
冒頭で紹介した表紙の写真もそうですが、同じデニム、同じチノパンでも、合わせる小物やトップスとのバランスで、印象がガラリと変わります。1着の服をどんな風に着こなしたいのか、どんな自分になりたいのか、を考えて組み合わせを考えれば、おしゃれの可能性はぐーんと広がることを教えていただきました。
読者の方から、特に人気がたかったのがこのページ。歳を重ねるうちに、デニムの着こなしが難しくなった……と嘆いている方が多いなか、板倉さんは<デニム+Tシャツ>は、若さを打ち出さずエレガントを意識すれば、大人のデニムスタイルになるといいます。確かに、これなら変に若作りになったり、カジュアル一辺倒になったりせず、<おしゃれ感>が出ますね。
もうひとつ、人気が集中したのが普段の板倉さんのコーディネートを紹介するスナップページ。トップス、ボトム、靴など、全身のバランスがわかる上に、どんなブランドをセレクトしているかもわかります。「この日、履いていた靴は、ここでも登場してる!」というリアル感たっぷりのページです。
そのほか、「なんとなく」ではなく、「考えるおしゃれ」で、スマートなワードローブをつくる基本ルールを紹介するページも。
板倉流おしゃれの法則を知って、私も自宅のクロゼットを見直しました。不要な服を整理して、本当に自分が納得できる服だけでクロゼットができたら──きっと毎日がもっとハッピーになるなぁ(ニヤニヤ)と、クロゼット改革に励んでいます。
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