「今日のひとしな」2月の担当は「sabot(サボ)」の鈴木笹英子さん
猛烈な寒さが続いていますが、みなさんいかがお過ごしですかー? 今日は、デイリー連載「今日のひとしな」を明日から1か月間担当していただくお店「sabot(サボ)」をご紹介しますね。
「sabot」にご登場いただくきっかけになったのは、あるブランドの展示会でデザイナーさんから「愛知の豊田市に、なんとも素敵なお店があるんです」という耳より情報をいただいたことから。さっそくお電話してみたところ、「はい、sabotです」という、店主・鈴木さんのなんとも魅力的であたたかな声に、ドキュンとやられてしまいました! 無事、執筆もご快諾いただけて、ホッ。
前置きが長くなってしまってスイマセン。ではさっそく……。子どものころから雑貨屋さんになりたかったという筋金入りの雑貨好き、鈴木さんが営むショップ「sabot」はこちらです~。
じつは、こちらの建物の1階は、近くで「MAQUETTE COFFEE SHOP」というコーヒー豆の店を営むご主人と一緒に作った「Vincent Coffee House」となっているんです。ここは、「sabot」にお買い物に来てくれたお客さまに、のんびり過ごしてもらうためにと設けた喫茶スペース。大人だけの静かな空間で、自家焙煎のコーヒーとおいしいデザートを楽しめます。
そして、その2階が「sabot」となっているというわけ。ミュージアムに併設されているカフェのような、キリリとした雰囲気が心地いい1階から、階段をのぼると……
こちらが、お待ちかねの「sabot」! シンプルな空間の中に、鈴木さんによってセレクトされたアイテムたちが整然と並んでいます。
店内に置かれているのは、長く使い続けられる、シンプルだけれど愛着がわくものたち。鈴木さんがお店を始める前から愛用していたものも多いのだとか。
雑貨が好きすぎて(笑)、ディスプレイを細かく作り込んでしまいがちだという鈴木さん。全体的なバランスを客観的に見てもらうために、ご主人を呼び出して、ちょくちょくチェックしてもらっているのだそう。お店に遊びに行った際は、そんな裏話も思い出しながらディスプレイを眺めるのも一興ですよ。
じつはこちらの「sabot」、昨年までは雑貨店と洋服店、2つのショップに分かれていました。ただ、やはり1つの空間で雑貨も服も見てもらう形のほうが、お客さんもお店に入りやすいしお買い物しやすい。着ることと道具や雑貨を使うことは、暮らしの中で明確に分かれているものではない……。そう気づいた鈴木さん、思い切ってこの場所にすべてを集約したのです。
もともと洋服店だったスペースはどうなるのかというと……
「作業場所と撮影スペースにしようと思っています。遠方のお客さまにもお買い物を楽しんでいただけるよう、今年はオンラインストアのオープンを目指しています」
朗報ですね~。
……あ、気づいちゃいました? つ、つ、つまり、いまはまだオンラインストアがないんです。「今日のひとしな」で気になったアイテムについては、お電話でお問い合わせをしていただけたらありがたいですー。
鈴木さんの地元・岐阜の地でオープンしてから約9年。「sabot」のヒットアイテムは何ですか? と伺うと……
「最近だと、このミルクコーヒーコンク(カフェオレベース)ですかねー。『sabot』のお客様とお話してみると、意外とブラックが飲めないという方が多いことに驚いて。じつは、私も砂糖とミルクをたっぷり入れるタイプなんです(笑)。そんなこともあって、夫に『sabot』のオリジナルで作ってもらいました。ふとしたきっかけで生まれたアイテムですが、おいしいと評判でリピーターさんも増え、ギフトにも喜ばれています」
「あ、あともうひとつありました! 今日はいている、この『koton』のラップパンツです。とてもはき心地がよくて、コーディネートしやすいのが魅力なんです。私も、これを洗濯しているかはいているかのどちらか……というくらい愛用しています。お店ではいていると、かなりの頻度で『それどこのブランドのものですか?』と聞かれるんですよ」
おお、かなり惹かれますね~。どちらも「今日のひとしな」にも登場する予定なので、お楽しみにしていてくださいね。
愛知県豊田市上野町3-27-3 2F
TEL:0565-42-5921
営業時間:12:00~18:00
定休日:月、木曜
http://sabot-web.com
オンラインストア https://sabot.shop-pro.jp
Instagram「@mcvr.post」
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