「今日のひとしな」8月担当は「1113」(イチイチイチサン)

今日のひとしな
2020.07.31

いよいよ8月ということで、夏本番ですね! 明日からの「今日のひとしな」を担当してくださるのは、自然豊かな場所にあるライフスタイルショップ「1113(イチイチイチサン)」の洞口和久さん・真紀さんご夫妻です。連載の中には美しい新緑や気持ちのいい青空が入った写真も登場するので、景色のよさにも癒されてくださいね~。


お店があるのは、福岡県の北東部に位置する豊前市。田んぼや畑もすぐ近くにあり、山と海に囲まれています。

店名「1113」の由来は、洞口さんご夫妻の結婚期記念日と、奥様のお父様の誕生日がどちらも11月13日によるところから。大切な一日にちなんで、2013年11月13日11:13にオープンしました。


お客さんは地元の方だけではなく、熊本県や大分県など近隣地域に在住の方まで。皆さん、ほぼ車でいらっしゃるそう。大きな看板はないので、訪れる際は案内板役の小さなブロックを見つけてくださいね。


緑に囲まれた道を進んでいくと……


こちらが「1113」の入り口です。かつて倉庫として使っていた建物を改装した店内は、カフェとショップ、2つのスペースに分かれていて、それぞれに「11」「13」という名前がつけられています。



扉を開けて進むと、天井が高く、開放的! 白を基調とした内装で、何とも気持ちのいい空間が広がっています。こちらのカフェ作るときにイメージしたのは、新婚旅行で南フランスを訪れた際に見た、素敵なアトリエの一室だそう。


ショップのほうには、国内外からセレクトした洋服や雑貨がずらりと並んでいます。「セレクトは“どこでも買えるものではなく、ほんのりスパイスになるような面白いもの。だけど、日々の暮らしとかけ離れすぎずに使いやすく、心地のいいもの”を心がけています」


洋服は「パタゴニア」など洞口さん夫妻が愛用し、おしゃれさも着心地も太鼓判を押すものばかり。他にも、部屋のアクセントになるような雑貨や地元の工芸品がたくさん並ぶ店内は、まるで宝探しのように楽しくお買い物ができると大好評なんだそう。

以前は福岡市でアパレルのお仕事をしていたご主人。将来的に、セレクトショップとカフェを併設した自分のお店を開きたいと考えていました。ある時、奥様のご実家がある豊前市を訪れ、豊かな自然に魅了されたといいます。

「豊前で食べたお米や野菜、料理、コーヒーなど、すべてがおいしくてびっくりしたのですが、その秘密は水にありました。大自然から生み出される豊前の水は、一口飲んだ瞬間、あまりのおいしさに感動するほど! 暮らしの中心である“食”と“モノ”を提案するショップを開くなら、この場所しかないと思いましたね。



豊前の天然はちみつや地元の方が作るゆず胡椒などのおいしいものたちも必見です。「素材がおいしいから、加工してももちろんおいしいんですよ~」と笑って洞口さんは話します。

そして、「1113」名物といっても過言ではない朝採り野菜。お店のすぐ横にある畑で栽培された野菜たちが、ずらりと並びます。その日の朝採れたばかりの新鮮なお野菜が、100円から販売されているなんて……! 近くに住んでいたら、毎日通いたくなっちゃいますね。


窓からは山や木々が見えて景色もいいので、あまりの心地よさに、長い時間滞在されるお客様も多いそう。

「自粛期間中はお店を開くことができず、ドライブスルー方式で営業していました。車越しではありましたが、お客様との何気ない会話にたくさんの元気をもらい、どれだけ励みになったことか……。お店をしていて、そうした日々の瞬間が本当に楽しいです」と教えてくださった洞口さん。店主ご夫妻の明るく気さくなお人柄によって、お客様も含めた「1113」の世界が作られているように感じました。明日からの連載もどうぞお楽しみに~!


※現在は新型コロナウイルス感染予防対策のため、カフェスペースをお休み中です。通常はランチやデザート、ドリンクが楽しめますよ。再開については、お店のインスタグラムでお知らせする予定です。

←その他の「1113」の記事はこちらから

1113(イチイチイチサン)

住所:福岡県豊前市大字四郎丸1174-3
電話:0979-64-7471
営業時間:10:00~17:00
定休日:火曜、水曜
instagram:@1113buzen 

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ