フィンランドな朝ごはん
「器とアンティークのお店」小池かなめさん vol.4
こんにちは。東京・四谷にある「器とアンティークのお店」店主の小池かなめと申します。
最終回は「フィンランドな朝ごはん」です。
必ず手作りするもののひとつがシナモンロールです。今回はシナモンロールが主役の朝ごはん。
メニューはシナモンロール、マッシュルームのサラダ、コーヒー。
主役を楽しむために他はごくシンプルです。
みなさんは、映画「かもめ食堂」をご覧になったことありますか?
作中に出てくるシナモンロールが美味しそうすぎて!昔、フィンランドに旅行したときにも食べたな~なんて思い出が蘇ります。どうしても食べたい!と探しましたが、なかなか買えるとこないんです。日本ではアメリカンな甘いアイシングたっぷりのものばかりで。。。というわけで探すのを諦めて自作するに至りました。
ナッツとシナモン、カルダモン増し増しです。時間のあるときに多めに作って冷凍しておきます。朝は温めるだけです。
器はvol.1のときに焼き魚を盛っていた大澤哲哉さんのプレート。パンにも合います。
フィンランドつながりでコーヒーのマグカップはイッタラのティーマ。濃いコーヒーがシナモンロールにぴったりです。
サラダはリーフレタスにマッシュルームと胡麻。オリーブオイルと塩胡椒、煎り酒を少しかけていただきます。
器は中川夕花里さんの深ばち。斜めに入った格子模様がシャープな装いで素敵です。このライン、描いているのではありません。細くカットしたマスキングテープを貼り、その上から釉薬をつけてテープを剥がすことで現れるもの。だから凹凸がくっきりできて立体的な表情になっています。幾何学的なのに温もりのあるバランスが最高です。お店でも取り扱っています。
カトラリーレストは夜空が美しいフィンランドをイメージして星座がモチーフのものを。小皿にもなるこちらは梶田多恵さんのもの。深いブルーのガラスが素敵です。
器はこんな感じです。
合わせた花器は深ばちと同じ中川さんのもの。パターンがかわいい。こういう連続した模様に弱いんです。こちらもお店で取り扱っています。
最後はおまけ。同じ日の1歳半のこども用朝ごはんです。
シナモンロールの生地だけを焼いたパンにスープとバナナ(丸のまま食べたい年頃なのでもうそのままポンと置いただけ)。器は作家さんのものとまではいきませんが、基本的には陶磁器や漆器を使っています。こどもが何か感じてくれると嬉しいんですが。
私のコラムは今日でおしまいです。
今年に入っておうちで過ごされる時間が増えたことと思います。凝って料理をするのも楽しいですが、簡単なごはんでも器に少しこだわってみるとちょっとテンションがあがります。素敵な器はしまっておくのはもったいない!新しく買った器も、大切すぎてずっと使えずにいた器も、ハレの日にしか使えないと思っていた器もぜひ使ってください。道具は使うことで生き生きすると思います。
みなさまに素敵な時間が訪れますように。
東京・四谷の「器とアンティークのお店」で、またホームページやSNSでお待ちしております。ご紹介した器についてはお気軽にお問い合わせください。
それでは、10月の間お付き合いいただきありがとうございました!
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営業時間:火曜日〜金曜日 11:00〜16:00、土曜日 11:00〜13:00
定休日:月曜日、日曜日、祝日
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