久々のハワイでしたいこと03「ヴィンテージストアで宝物探し」

暮らすように旅する Travel Hawaii
2020.11.19

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「ハワイにいるとき、一人で何してるの?」これ、本当によく聞かれる質問です。皆さんは何をしていますか? 一人で過ごすってことはあまりないのかな? 私はたいていヴィンテージストアやスリフトショップ、セレクトショップなどをぶらぶらとはしごして、黙々と宝探しするのが大好きなパターン。


さまざまな人の手を渡ってたどり着いたものたちに刻まれたストーリーを想像しながら、我が家のどこに置こうか、どう使おうかとつらつら想いを重ねていく、ゆったりとした時間は何にも変え難いもの。再び、ハワイに行けるようになったら、たっぷりと時間をとってヴィンテージストアを見てまわりたいなぁと、家にある古いものを愛でながら日々想いを募らせております。



ダウンタウンの「Tin Can Mailman」では、古い書物やアロハシャツ、ムームーなどを。セレクトも状態もいいものが並んでいて、しっかり整理されているので、これ! っていうものがすぐ見つかるお店です。

Tin Can Mailman
1026 Nu'uanu Ave.
http://tincanmailman.net/

 



カイルアの「Ali’i Antiques of Kailua」では、ヴィンテージのニイハウシェルやポスターなどの紙ものを掘り出すことが多いかな。こちらのお店はごっちゃりいろいろなものが折り重ねられていて宝探し感が強いので、何時間もじっくり楽しめると思います。どちらもヴィンテージ好きにはたまらないお店なのです。

Ali'i Antiques of Kailua
28 Oneawa St, Kailua
https://www.aliiantiques.com/

 




ノースショアに行くと、必ず立ち寄る「Number 808」。ここはヴィンテージストアではないけれど、オーナーがセレクトした味のあるヴィンテージTシャツやアロハシャツ、小物などがちょこちょこあるので、毎回欠かさずチェック。

NUMBER 808
66-165 Kamehameha Hwy, Haleiwa
808-312-1579
http://number808.com/

 




そうそう、ヴィンテージといえば、年に数回催される「WIKI WIKI ONE DAY VINTAGE COLLECTIBLES & HAWAIIANA SHOW」も、ハワイ旅ができるようになったらまた覗きに行きたいなぁ。ハワイのヴィンテージ関係者はもちろん、アメリカ本土からもたくさんのヴィンテージ 関係者が出店するこのイベントで、今までいくつ宝物を見つけてきただろう!?


この間はとっても状態のいい、カマカのヴィンテージウクレレに巡り合えました。と、同時に、久しぶりにハワイのヴィンテージ関係者に偶然会えるのもこのイベントの楽しいところ。あ〜、みんな元気にしているかなぁ〜。


最後は、最近のハワイ滞在中の欠かせない場所となっている、ノースショアの「Back in the Day Hawaii」。オーナーのエツコさんがハワイ在住30年の間にコツコツ集めてきたヴィンテージものがぎっしり詰まった夢の空間は、私にとってパラダイス!


エツコさんの物にまつわるストーリーを聞きながら、上から下までギューッとお宝が詰まった細長いお店の中を行ったり来たり。欲しいものを見つけては「これはいくらですか?」と訊くと、そのたびに「あー、また見つけちゃったかー。じゃあ、しょうがない、売り物にするよ」と、ニコニコしながら応えてくれるエツコさん。このやりとりを何時間も続け、どっさり戦利品を抱えてタウンへと戻る。これを滞在中、何度も繰り返すのが、私のここ最近のお決まりだったんです。


エツコさんのセレクトは何十年もかけて自分自身が集めてきたものを、断腸の想いで手放しているところがいい。だからひとつひとつに愛ある物語があって、それを聞きながらバトンを受け取るような気持ちで、それらを購入する決意をしています。そうやって海を渡って我が家にやってきたものたちも、いつかは何処かへと旅立っていくんだと思う。ほんの少しの時間を共有するために、自分が楽しくうれしく、心地よくいるために、ハワイが開いたらここで日がな一日時間を過ごすことを夢見る日々。ランチは、近くのプレートランチ屋さんか、タイ料理屋さんのテイクアウトをこの店先で食べたら気持ちいいだろうなぁとか、そんな余計なことも考えながら。


これは、2020年1月に持ち帰ってきた私の戦利品。E.Tは「WIKI WIKI ONE DAY VINTAGE COLLECTIBLES & HAWAIIANA SHOW」で。下のツールボックスは「Back in the Day Hawaii」にて一目惚れ。この色合いがめちゃツボでした。現在は私のお裁縫箱として活躍中です。

最後に「Back in the Day Hawaii」のエツコさんから日本のハワイ好きの皆さんに一言いただきましたよ。

「お店をオープンして2ヶ月経った忘れもしない、春先の昼下がり。赤澤さんの訪れはまるで年代物のお宝アロハシャツのボタンをはめた瞬間のようでした。同じランゲージを持つ人との交流は、お客さんと店主を越えたプライスレスモーメントで宝物です。今まで、来店してくださった日本のお客様との出会いからも、ヴィンテージのものを通じて貴重な時間を過ごさせていただいております。また、ハワイへ旅行ができるようになったら、ヴィンテージマニアックさんも、ビギナーさんも店前の“旅人の木”ガーデンでの癒しがてら気軽にお越しください。こんな物が欲しいという質問もインスタグラムのダイレクトメールで遠慮なくどうぞ。皆様の宝さがしのお手伝いします!」

Back in the Day Hawaii
Instagram「@backinthedayhawaii
Backinthedayhawaii@gmail.com
Old Waialua Sugar Mill
67-106 Kealohanui St.
Bldg.JC
Waialua

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Profile

赤澤かおり

Kaori Akazawa

料理と旅、暮らしまわりのことを中心に執筆・編集を行う。ハワイ渡航歴150回以上。『THIS IS GUIDE BOOK IN HAWAII』『Travel Hawaii』(ともに主婦と生活社)など、ハワイにまつわる著書も多数。最新刊は『Hawaii note ハワイ手帖』(KADOKAWA)。
Instagram「@kaoriakazawa.akalohasunny

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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