“Stay Home” 中に変わった「おへそ」について聞いてみました Vol.1

暮らしのおへそ
2020.12.14

今まで当たり前だった生活が、当たり前でなくなったとき、きっと新たなおへそが生まれているはず。6人の方に、この状況を体験して考えたこと、感じたことをうかがってみました。



「仕事」「うちのこと」「外のこと」の
3つのバランスが取れるように

若山嘉代子さん


「深く考える余裕もなくテレワークが始まったんです」と若山さん。事務所からパソコンや仕事道具を運んできて、いつもはお茶道具を並べていた部屋の一角に仕事コーナーをつくりました。

「仕事が好きで、第二の定年が過ぎている年齢なのに、私はいつまで仕事をするのだろう? と思っていました。仕事ばかりしていて、ほかのことが犠牲になっているなあと感じていて、仕事を縮小しないと、思い描いているような暮らしはできないと思い込んでいたんです。でも、今回あっという間に『仕事』と『うちで過ごすこと』がフラットに並んで、一日じゅう好きなことをしている気分でした」と語ります。


仕事の合間にキッチンに立ち、煮物を作ったりジャムを煮たり。

「緊急事態宣言解除後、ひとつ、ふたつと『できること』が戻ってきても『仕事』『うちのこと』『外のこと』の3つのバランスがうまく取れるようになるといいなと思います」

→Vol.2に続きます

『暮らしのおへそ Vol.30』より
text:一田憲子


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Profile

若山嘉代子

Kayoko Wakayama

武蔵野美術大学卒業。1980年に大学時代の友人、縄田智子さんと2人でグラフィックデザイン事務所「レスパース」を立ち上げる。料理本を数多く手がけ、堀井和子さん、有元葉子さんをはじめ著者からの信頼も厚い。http://www.lespace.jp

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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