おしゃれな大人の習慣♯2 欲しいかどうかは肌と心に聞いて
12月15日に発売した『おしゃれな大人が実は! している小さな習慣』、「ためになる」「読み応えがあります」などご好評いただきありがとうございます。まだご覧になっていないみなさまのために、本誌の中から気になる習慣の一部をピックアップ。前回の靴の「お手入れ」に続いてご紹介するのは「お買い物」の習慣です。みなさんどのように買うかどうかを決めているのでしょう?
洋服を選ぶときの基準のひとつとして、みなさん揃って口にするのが、身につけたときの心地よさ。特に直接肌に触れるものに関しては、「天然素材のものに限る!」という意見が大多数。まずは実際に触れてみて、肌の感覚に正直になることが大事。そしてもうひとつの基準が、直感を信じること。スタイルのある人ほど、買い物に迷いがない! たとえ迷ったとしても、自分なりの解決策を持っているのです。必要なもの、そうでないものを見極める買い物術、ぜひ参考にして。
この習慣を教えてくださったのは『大人になったら、着たい服』でおなじみ、兵庫・西宮でセレクトショップ「パーマネントエイジ」を営む林多佳子さん。魅力的なデザインに出会うと、多少しっくりこなくとも……なんてつい思ってしまいがちですが、主役は服でなく自分自身。体型に合っているかどうか、現実をしかと見つめる必要がありますよね。
そして、数々の有名テレビドラマのスタイリングで活躍しているスタイリスト・西ゆり子さんのお買い物の習慣とは?
「食べたいときに食べたいものを食べるのが 、いちばんおいしい」という喩え、とってもわかりやすいですね。西さんご自身がお買い物をするとき、もちろん予算や体型に合うかどうかもはずせないポイントですが、「あのブラウスに合わせるパンツを探そう」「まだ持っていないから、あの赤いシャツを買おう」と、手持ちのアイテムを念頭に置いて服を選ぶことはしないそうです。
こちらはパリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークコレクションを取材し続けてきたファッションジャーナリスト・藤岡篤子さんのお買い物の習慣。“偽ベーシック”の言葉にドキッとします。たしかに、考えに考えて選んだはずの服が、ただのブナンな存在に陥ってしまった……なんてこともありがちです。ひとくちにベーシックアイテムといっても、その時代時代で変化しているもの。トレンドだから、定番だからという区分けではなく、心をとらえるかどうかが大事。そうして選んで服こそが、結果的に長く愛せる自分だけの定番になっていくのかもしれません。
『あの人が着ると、パーカーがなぜ おしゃれに見えるのか』も好評のトータルビューティクリエイター・美木ちがやさん。「おばあさんになった自分が楽しそうに着こなしているか」を自身に問いかけるという習慣は、80代でもチャーミングな川邉サチコさんをお母さまに持つだけに、説得力がありますね。
着こなし上手20人による全196通りのルーティンをご紹介している『おしゃれな大人が実は! している小さな習慣』では、ほかにもたくさんのヒントが見つかりますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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illustration:福士陽香
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