簡単すぎるのに、外側パリッ!中はもっちり〜真藤舞衣子さんのボウルひとつで作れるこねないパン「チャバタ」のレシピ
『ボウルひとつで作れるこねないパン』より、真藤舞衣子さんのチャバタのレシピをご紹介します。外側がパリッと香ばしく、中はもっちりとした専門店顔負けの味わいです。しかも、ボウルでぐるぐる混ぜるだけで、発酵も冷蔵庫に入れるだけなので、パン作りをしたことがない人でも失敗せずに作れますよ。簡単なので、お子さんと一緒に作るのもおすすめです。
YouTubeで作り方の簡単な動画がアップされていますので、そちらもぜひチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=9STC506kDOQ
生地を混ぜたら、冷蔵室に入れて一晩待つだけ!
ゆっくり発酵させることで、粉の旨味が最大限に引き出せます。
チャバタ
材料 4個分
A 準強力粉……200g
塩……4g
砂糖……小さじ1
ドライイースト……1g
水……170ml
打ち粉……適量
作り方
【混ぜる】 ボウルにAを入れてよく混ぜ、粉に塩、砂糖、ドライイーストを均等に混ぜ込む。 水をすべて加えて粉と水を少しずつ混ぜ合わせ(a ※粉が固まっていた場合は、ざるでふるう。また、水分量が多いので、水を加えたあと一気に混ぜるとダマの原因に)、粉けがなくなったらラップをかけて10分休ませる(b)。
【発 酵】 ボウルと生地の間にゴムべらを差し込んで生地をすくい上げてのばし、ボウルをまわしながら生地を少しずつ中心に落として重ねていく。同様に2~3回繰り返す(c ※生地がちぎれないように注意。少しずつツヤが出てきて、グルテンが生成される)。ラップをかけて冷蔵室に入れ、ひと晩(約8時間)おいて生地が2倍の大きさにふくらむまで発酵させる(d)。
【成 形】 ボウルと生地の間に打ち粉を多めにふり、カードをぐるりと一周差し込んでいく(※カードを差し込んだら、すぐに抜くこと。生地がボウルからはがれやすくなる)。台にオーブン用シートを敷いて打ち粉を多めにふり、ボウルを逆さに置いて生地を取り出す(e ※生地が自然に落ちてくるのを待つ。無理に取り出すと、生地内の気泡がつぶれる)。生地の下に手を入れ、中心から四隅に向かって厚さを均一にするようにして、 約20×20㎝にそっと広げる。 上下を1/3ずつ中央に向かって折りたたみ(f)、さらに左右も1/3ずつ中央に向かって折りた たんで(g)、合わせ目をつまんで閉じる。生地に打ち粉をふって上下をそっと 返し、厚みを均等にする。
【焼 く】 天板と湯適量(分量外)を入れたバットをオーブンに入れ、250度に予熱する。台にオーブン用シートを敷き直して生地をのせ、打ち粉をふって4等分に切り、ナイフで切り目を入れる。オーブン用シートごと温めた天板に移して(h)オーブンに入れ、オーブン庫内の側面に向かって水適量(分量外)を霧吹きで4~5回吹きつけ(i ※庫内に蒸気を入れて焼くことで、乾燥を防いで生地ののびをよくする)、20分焼く。
もっとレシピを知りたい方は、こちらをどうぞ!
『ボウルひとつで作れるこねないパン』(主婦と生活社刊)
ボウルに材料を入れてぐるぐる混ぜるだけ。こねずに作れるチャバタやフォカッチャ。さらに、発酵なしですぐに作れるソーダブレッドなど。初心者でも、失敗せずにお店顔負けの仕上がりになるパンのレシピが満載です。
真藤舞衣子(しんどう・まいこ)さん
料理家。カフェ「マイアンmy‐an」(山梨市)のオーナー。東京生まれ。会社勤務を経て、1年間京都の大徳寺内塔頭、龍光院にて茶道生活や畑作業、土木作業をしながら生活する。その後、フランスのリッツエスコフィエに留学し、ディプロマ取得。現在は、東京と山梨で料理教室の主催や店舗プロデュース、レシピ開発などを手がけ、ラジオ、テレビのレギュラーコメンテーターや料理番組に出演。山梨大使としても活動中。『和えもの』、『ボウルひとつで作れるこねないパン』、『ボウルひとつで作れるたくさんの焼き菓子』(小社刊)、『免疫力が上がる、おいしくなる からだが整う発酵おつまみ』(立東舎刊)など著書多数。
https://ameblo.jp/maikoshindo/
Instagram @maikodeluxe
photo:福尾美雪 styling:中田裕子
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