～「blank+」より vol.17 ～

お料理の時に欠かせない菜箸ですが、料理器具の中でも脇役的な道具ではあります。

お鍋など主役級の道具のようにパッと連想されるブランドやメーカーはあまりないように思いますが、お客様との会話の中で話題に上ると、皆さんそれぞれにこだわりがあり、意外とトークが盛り上がる日用品のひとつです。

今年からお取り扱いをスタートしました、「雅竹（みやびだけ）」の菜箸。隠れた人気商品となりました。

よく見かけるのは、２本を糸や紐で繋いであるタイプ。吊り下げて使う際にさっと取り出せる、乾燥させやすいなどの理由からでしょうか。

因みに私は２本バラバラにして、数セット用意しています。紐がついているとねじれたりして、さっと使えない。また糸の部分の乾きが気になるので、バラバラにしてスタンドにまとめて立てておき、使う時にどれでも２本取り出し組み合わせて使っています。

そして、煮物など煮崩れしやすいお料理は、食材を掴みにくいので箸先はあまり細くないのが好みです。

竹の産地・大分県別府市に自生する天然竹を使用して丁寧に作られる菜箸は、白竹を使用した無塗装のものや、三角の断面で手に馴染みやすいデザイン、納豆混ぜ箸や釜揚げ箸など用途に応じたデザインも理にかなっていて、新鮮な驚きがあります。

無意識に使っている脇役の調理器具‟菜箸”を改めて見直してみませんか？

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