被り方もさまざま! 冬のおしゃれには「DECHO」のベレー帽をひとさじ

今日のひとしな
2022.12.21

~「LIFETIME」より vol.21 ~

デニムといえば、ワークウエアといえば、倉敷児島。日本国内で最も繊維産業が盛んな児島で、2003年に自社工場で帽子ブランドをスタートしたファクトリーブランド「DECHO(デコー)」。国内外の古き良きものをデザインソースに、日本人の目と技術を通して、今の時代にフィットさせる帽子づくりをされています。

最大の魅力は、着用するごとに独特の経年変化を遂げる生地と色。デニムやダックを、仕立てはトリプルチェーンステッチで。そんな無骨な要素なのに、着用するとなんだか可愛らしい相反する作用を伴う、ミリタリーワークテイストのキャップやハットです。

(パッチワークのアーミーベレー)

そんな、ワークスタイルが得意な「DECHO」ですが、実はクラシックな帽子作りも得意。12月の連載ということもあり、ウールベレーをご紹介いたします。

ベレー帽を大分類するとすれば、アーミーベレーとバスクベレーがあります。厳密なことは省くとして、パイピングがあるのがアーミーベレーで、パイピングのないフランスバスク地方由来の製法がバスクベレー。

今日はデザインや機能ではなく、試着の際にみなさん悩まれる‟被り方”をいくつかご紹介いたします。

どんな風に被っても不正解なんてないのですが、基本的な知識さえ押さえておけば、あとはご自由にアレンンジをお楽しみいただけるかと思います。というわけで、基本の4つのスタイルです。

(其の一) ベレー帽をあえて倒さずにニット帽のような被り方。前は生え際かそのやや下で、前髪はベレーの中に。小顔効果もあるフェミニンな被り方。

(其の二)前髪を垂らしベレーを後ろに倒す乗せるような被り方。十代や二十代の若者に多く、逆に大人は若作りに見えてしまうこともあるので、注意が必要です。

(其の三)アーミーベレーのイギリス軍の被り方。モッズ系ファッションの人はこれですね。立っている左側に記章があるので、お好みのバッヂなど付ける人も。前は生え際と眉の間くらい。

(其の四)こちらはフランス軍の被り方。ヌーヴェルバーグなどフランス文化が好きな人が好む傾向があります。倒し方に由来はありますが、あまり気にせず単純に。

他にも、真後ろに倒したり、フレンチバスクなどは外周に角を作って角を作る被り方なんかもあります。


(キャスケットタイプも)


(ビーニータイプも)

なぜか、ウールベレーは洗ってから被るのが通(ツウ)なんて言われますが、個人的にはそれはただの好みで、通(ツウ)かどうかは疑問ではあります。が、洗って形を好みに整えて被っている人を見かけると格好良いなと思います。ただし、本来はドライクリーニングが原則なので、すべて自己責任でよろしくお願いしますね。


最後に。サーマルシャツ、ベンタイルのジャケット、オリーブのワークコートにデニムとラバーソールという装い。「Decho」の神髄でもあるワークミリタリーテイストを意識したコーディネイトにベレー帽を取り入れてみたスタイルです。

 

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