まずは、わたしの体を大切にすること　早川ユミさんの『からだのーと』

～「toita」より vol.1 ～

新年あけましておめでとうございます。2023年も皆様にとって良き年になりますようにお祈り申し上げます。

さて、はじめまして！　北海道は洞爺湖町の湖のほとりにある食品雑貨店「toita（トイタ）」の高野知子と申します。これから一ヶ月どうぞお付き合い頂けましたらと思います。

まず最初は、高知の山のてっぺんにくらす布作家・早川ユミさんの本を。たくさんの著書があり、ご覧になったことがある方も少なくないかと思いますが、その中から『からだのーと』（自然食通信社）をご紹介いたします。

この本はわたしがユミさんに出逢うきっかけとなった本で、一目見た時からその内容と挿絵に一気に引き込まれて、すっかりファンになってしまいました。

そこからご縁があり、今では定期的に洞爺までお越し頂き、展覧会を当店にて開いていただいています。

この本には、”わたしたち自身のからだは自然からのおくりものである”というメッセージが書かれています。自分のからだと向き合い、からだという自然観をつくるということ。

内容は第一章から第八章まであり、「呼吸のレッスン」や「気のレッスン」、「こころのレッスン」、「からだを巡る旅」……と、からだ全体のお話になります。わたしはこの本を読んで長年実践してみたかった温熱療法を近くの友人と始めました。自分を大切にするという事を、からだを温めるというシンプルな方法を通じて感じています。

わたしを慈しむことが、隣の人に、優しい気持ちを抱くことになります。平和な社会を作る為に大事なのは、まずはわたしのからだを大切にすることです。

わたしの健康が家族の健康でもある、と感じる今日この頃です。この一年、自分のからだを少し見直してみたいなという方はぜひご一読をおすすめします。

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