香菜子さんの「おぱんつ君」展、一足お先に堪能してきました！【前編】連載vol.49

金曜日の午後、いかがお過ごしですか？ 今日の「日々にピタリなもの」では、今週末～来週末にかけてのおすすめお出かけ情報をお届けしまーす。というのも、実は香菜子さんの「おぱんつ君」展が、ただいま開催中なのです！ 今年で３年目となるこの大人気展示、「日々にピタリなもの」班としても「これはぜひ取材せねば！」ということで、昨日、設営中の香菜子さんを直撃してまいりましたー。

会場は、渋谷駅と原宿駅の間あたりにある「JINNAN HOUSE」。都会のど真ん中とは思えぬ、驚くほどのどかな空気が流れるスポットです。

あ、さっそく香菜子さん発見！ おじゃましま～す。

設営は仕上げの段階で、すでに、おぱんつ君たちは宙を舞っておりました（笑）。

こんなふうに下から見上げたり、後ろ側から眺めたりと、視点を変えてみると、いろいろな発見があって楽しい～。

会場内はすべて撮影OKなので、おぱんつ君たちに囲まれて、こんな感じの写真も撮れちゃいます。たくさんのおぱんつ君がドット柄みたい！（あ、でも、おぱんつ君にはお手を触れないよう、お願いいたします！ 香菜子さんは生みの親なので特別待遇、笑）

そんなこんなで、きゃいきゃい言いながらふたりで遊んでいたところ、「あ、そういえば、まだポスターをはっていなかった！」と、あわてて作業に戻る香菜子さん。

無事、はりつけ完了～。ニコリ。でもおぱんつ君、パンツはく位置、間違えてます……。それにしても、大きいポスターですね～。

身長170cmの香菜子さんと比べると、こんな感じ。こちらの特大ポスターは、オーダー制で購入できるそうなので、会場で相談してみてくださいね。

ちなみに今年の展示のテーマは「MUSEUM OF OPANTSU-KUN」。おぱんつ君の博物館です。
「アートを展示する美術館ではなく、博物館っていうところがポイントなんです。おぱんつ君ができるまでの歴史とか、私の頭の中を、あえて淡々と展示しているので、それぞれの方に、それぞれの受け取り方をしてもらいたいなと思っています」

ちなみにこちらのカプセルに入っているのは、香菜子さんが初めて作ったおぱんつ君。右端が、ステイホーム期間中に自身でチクチク縫い上げたプロトタイプです。まさか数年後、弟や妹がこんなにたくさん生まれるなんて、この頃は想像できなかったでしょうね～。

その隣の壁に展示されているのは、定番アイテムのキーホルダー。この６体、よーく見ると、それぞれ形や表情が違うんです。でかパンツだったり、目がキューッと寄っていたり、胸板が厚くてマッチョだったり。実はこれらは本来ならB品として交換するものなのだそう。でも香菜子さんは「逆に愛着がわいちゃう！」と、自分用にキープ。今回の展示で初お披露目となったわけです。

「どれも最初はペタンコにつぶされて納品されてくるので、検品がてら、ひとつひとつ取り出して、もんだり広げたりしながらフワフワにしてあげるんです。ふっくらしてくるにつれ、それぞれの表情が出てくるのがたまらなくかわいくて、『キミ、キュートだね～』『あらイケメン！』『ホヨッとした表情がたまらん』って、思わず話しかけちゃいます。至極の時間ですね（笑）」

今回のもうひとつの目玉は、おぱんつ君のようで、おぱんつ君ではないようで、でももしかしたら、おぱんつ君なのかも？ という３体。

「自分の部屋にずっと置いてある、おぱんつ君だと信じていたぬいぐるみも、もしかしたら本当はおぱんつ君じゃないのかも？ なーんて（笑）。見る人が、固定観念を外せるような展示になったらと思って制作しました」

ちなみに、隠れた見どころ（？）は、ノッポ君のお尻部分。展示してみたら重くて倒れてしまいそうだったので、これまた、おぱんつ君のようでおぱんつ君でないような彼に、支えてもらうことにしたとのこと。だいぶ重そうですが、がんばってくれています！

仕切りヒモも、香菜子さんらしいシュールなデザイン（笑）。

また、その隣には、香菜子さんの脳みその中を、正方形のメモパッドにアウトプットしたものがズラリ。

「考えたり悩んだりせずに、無心で手を動かしてどんどん描いていきました。そうすると、誰の真似でもない、自分の奥底から出てきたものになる気がするんです。こういったたくさんのアイデアやイメージの中から、おぱんつ君が生まれたっていうことを感じてもらえたらうれしいなと思います」

写真はそのほんの一部。会場での展示は壮観ですので、ぜひ現地で見てみてくださいね～。

さらに会場内には、注意していないと見逃してしまいそうな小さな展示があちこちに。ぜひ隅々まで探してみていただきたいです！

……と、展示を堪能していたら、香菜子さんの設営作業も一段落してお片づけ。お疲れ様でしたー。あ、その奥にあるバッグかわいいですね。

「でしょー？ 友人でもある伊藤まさこさんのブランド『weeksdays』のベトナムかごです。サイズが５種類くらいあるうち、2番目に大きいものを選びました。丈夫で軽いから、こういう荷物が多いときはすごく便利なんです。何でも入れられるし自立してくれるし、なによりこの大人ぽっいグレーが素敵ですよね」

……というわけで、今日のところはここまで。明日の【後編】では、会場で楽しめるドリンクやおみやげグッズをご紹介しますね。お楽しみに！

「MUSEUM OF OPANTSU-KUN」

●香菜子さんの在廊予定
19日（金）16:00～19:00
20日（土）13:00～18:00
27日（土）13:00～18:00
28日（日）13:00～17:00
※到着時間は多少前後する可能性があります。

●会期
2023年5月19日(金)～5月28日(日)

●開催時間
11:30～19:00 (sun/mon17:00)

●場所
JINNAN HOUSE
東京都渋谷区神南1-2-5
※駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください。（JR渋谷駅・原宿駅/地下鉄明治神宮前駅より徒歩8分）

●入場
1オーダー制

●注意事項
・会場のレジでは現金がご使用いただけません。クレジットカード・電子マネー・QRコード決済をご用意ください。
・上記の情報は状況により変更する可能性がございます。
・十分に換気に配慮した空間で提供しますが、混雑防止のため、入場制限を設ける場合があります。

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