【60代の大人暮らし 小暮涼子さん】心和む花と緑、私ののんびりガーデニング

頑張りすぎず心地いい、60代の大人暮らし
2023.05.19

昨年の『ナチュリラ』2022春夏号「母娘で受け継ぐ“古いもの”を慈しむ心」にて、SDGsなおしゃれと暮らしをご紹介した小暮涼子さん。その飾らない等身大の様子にはたちまちの反響があり、2022年5月よりコラム連載をスタート。

最近のSNSは素敵な投稿が溢れていて楽しい反面、「あまりにキラキラしすぎていて、そうでない自分に苦しくなる」という声を聞くことも。「無理しない、背伸びしない、でも心地いい」そんな小暮さんの暮らしぶりを月一連載でお届けしています。


 

28年前この家に越してきた当時、もう少し広かったらな……と何度も思っ小さな庭が、60代の今は丁度いいと感じるようになりました。今回は、日々姿を変えて私を楽しませてくれている庭の植物たちが主役です。


大好きなリビングからの眺めです。花柄のテーブルクロスは、以前使っていたカーテンのリメイクです。ところどころ裂けてしまったのですが、きれいな部分を残しておいたのが役に立ちました。


庭で1か月近く咲いていたクリスマスローズを摘んで部屋にたっぷりと飾るのが、花姿を愛でる最後のお楽しみです。


秋に植えて半年もの間、かわいい姿を見せてくれるビオラは本当に優秀。今年はどんな色にしようかな……と苗を選ぶ時間は、毎回ワクワクします。


ご近所さんにいただいて挿し木した多肉植物の花が咲きました。多少の水枯れをものともせず、こんなに瑞々しい花を見せてくれるなんて、感激です!


写真では分かりにくいのですが、葉が繊細なローズマリーの苗を昨年見つけて庭に植えました。ひと枝だけでも切って部屋に置くと清々しい香りがするんですよ。


ペンギンの郵便配達員さんは、子どもたちのおもちゃでした。ポスト脇のブロック塀の上に置いて、郵便配達の方をお迎えしています。


おやゆび姫が生まれたのはチューリップからですが、ここにもおやゆび姫がいそうな眺めだと思いませんか? スズランは友達に分けてもらった株が増えて、今年は13本も花をつけました。香りも素敵です。


ウッドフェンスを道路側から見ると、こんなかんじ。鉢の落下防止も兼ねたアイアンの飾りで、ちょっとヨーロッパの窓辺の雰囲気にしたつもりです(笑)。


ひとつ上の写真の場所を家の中から見たところです。このネメシアは3年ほど前に植えたままなのですが、こうしてまた咲いてくれました。


日除けを兼ねた目隠しカーテンはSNSで見たものを真似て作りました。家にあった布やレースを使い、とってもかわいくできたと自画自賛(笑)。100均のクリップで吊っているので、雨のときは簡単に取り外せます。


苔盆栽は、古いアイビーの鉢の根元に生えていたのを集めました。苔は育てるのが難しいのですが、この場所が合っているようで、いいかんじのフワフワ具合になりました。


ガラスの窪みに水を入れて、パンジーを飾りました。この雑貨は代官山の「zapady-doo(ザパディドゥ)」で買ったお気に入りです。


もみじはホームセンターの見切り品で、なんと100円! 鉢植えですが春には新緑、秋には真っ赤な紅葉を楽しめて本当にお買得でした。


夫がゴルフに行った日に庭でひとりランチ。以前は大人数(5人分)の量を作っていたせいかチャーハン作りは苦手でしたが、最近はひとり分のチャーハンだと上手にできるようになりました。まだまだ伸びしろのある64歳です!

本当に私に伸びしろがあるかどうかは別にして、60代になってからも新しい経験や発見があってワクワクできるのは喜ばしいことだと思います。新緑の美しい季節、何か楽しいことを見つけに出かけたいですね。それではまた、6月に。

写真と文/小暮涼子

 

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Profile

小暮涼子

Ryoko Kogure

instagram「@ryoko_kogu

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