休日の日の“パンごはん”
~「テクラ」宮入由起さんvol.2~
photo&text:宮入由起
静岡県静岡市で器や手仕事の道具を扱う「テクラ」の宮入由起です。2月から朝ごはんの連載をさせて頂いています。今日は第二回目、どうぞよろしくお願いいたします。
時々はゆったりと迎える朝ごはん、休日の日の“パンごはん”です。少し遠出した時は、その地のパン屋さんで好きなパンを買ってきます。今回は富士山の近く富士宮にある「panhutte(パンヒュッテ)」さん、森小屋のような可愛らしい店内で見つけた、美味しそうなパンを沢山選んできました。
パンを盛り付ける時に活躍するのは、熊本の小代瑞穂窯・福田るいさんの「パンドラ」です。
「パンに似合うドラ鉢」というコンセプトで作られた器にたっぷりのお気に入りのパンを盛り、3人で好きなものを少しずつ頂きます。るいさんの器のネーミングにもいつも笑みがこぼれます。我が家ではこのパンドラに夏の時期はお素麵を、またあるときは稲荷寿司やおにぎりなども盛り付けたりして、数人で食卓を囲むときに活躍する器のひとつです。
5歳の娘と夫婦の3人家族、ほとんどの食事は大皿にどんと持って、各自取り分けて食べることが多いので8寸皿以上がとりわけ活躍します。
この日使ったうつわです。
岩井窯山本教行さんの楕円皿、小代焼ふもと窯井上尚之さんの角皿は取り皿としてよく登場します。だ円や長角皿はテーブルへの収まりも良く本当に助かっています。
カレーマリネは最近の私の中でブームのお料理。ご近所にあるカフェ「ECKE(エッケ)」さんのお料理教室で、家にあるもので簡単にいつものご飯がグッとおいしくなる魔法のようなメニューを教えて頂きました。切り干し大根から美味しい出汁が出る白菜のスープは、翌日豆乳を入れて味を変えたり、お味噌を入れたりと、いろいろアレンジがきくので大助かり!ECKEさんのレシピのおかげで、「おいしい!」と家族が喜んでくれるのはとっても幸せです。
スープ鉢もそれぞれですが、娘は齊藤十郎さんのスープカップを愛用中。
外側の焼き締めの表情は使えば使うほど、表面が落ち着き、よい表情になっていきます。薪窯ならでは焼き色の濃淡も魅力的です。井上尚之さんのスープ鉢もたっぷり入るので、大人用としてぴったりのうつわです。
スープ鉢は、つい後回しになってしまう器の一つかもしれませんが、小鉢として、サラダボウルとしても活躍するおすすめのうつわです。子供も持ち手がある器は、持ちやすいようです。
お気に入りのスープカップを選んで暮らしに取り入れてみてくださいね。
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