4世帯のアパートをリノベーションして1つの住宅に【岡山県】
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
もとは木造のアパートだった福永さん邸。四角い箱みたいな外観が気に入り、リノベーションすることにしました。外階段を壁で覆って室内に入れ、壁を取り払い、4世帯を1つにまとめ、DIYも駆使して海外の住宅のような住まいが完成! そんな福永さん邸をご覧ください。
この記事は『リノベーションでつくる ヴィンテージスタイルの家』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより。
【福永さんのお宅のリノベーションDATA】
築年数/40年
間取り/2DK×4戸
延べ床面積/200㎡
物件購入価格/約1500万円
リノベーション費用/1100万円
リノベーション面積/200㎡
施工/フォルカ
間取りの変更アイデア
コストを抑えるために
自分でお風呂を解体したり、パテ塗りしたり
物件を探していたときは、まさかアパートを丸ごとリノベーションするなんて思ってもみませんでした。だけど、実物を見て、この広さならやりたいことが全部試せるかも、とワクワクしたんです。私はふだん、建築会社で家を建てたい方のお手伝いをしています。プランニングから設計、コーディネートまで担当するため、「もし自分の家を建てたら」と、よく想像していました。この家にはその夢をすべて詰め込んだつもり。
大変だったのはコストを抑えるため、できる作業は自分でやったこと。4世帯分のお風呂やトイレを解体してガレキを運んだり、下地ができた家じゅうの壁に、パテを3度塗りしてペイントしたり。途中で「もう、職人さんにお願いしようかな」と何度くじけそうになったことか。でも、頑張ったおかげで、理想どおりの家が完成しました。
ニューヨーク、パリ、イギリス——
さまざまな国の住宅スタイルをミックスしました
わが家のイメージは物件を見に来たときから、頭の中にはなんとなくありました。ニューヨークのカッコいいアパートメント、パリのおしゃれなデリカフェ、イギリスのクラシックなB&B。どれか1つに絞るのではなく、いいなと思ったいろんな要素を取り入れたかったんです。そこで、コーナーごとにさまざまな素材やデザインを試してみることに。ヘリンボーンの床ひとつとっても、板を斜めにカットして突き合わせるフレンチスタイルと、長方形の木を組み合わせるイギリススタイルでは、ずいぶん雰囲気が変わるから面白くて。まとまりをもたせるため、木肌の色を近いものにしたり、家具やタイルの色をグレイッシュなトーンに統一しました。
お気に入りのキッチンでお菓子を焼いたり、友人を招いてごはんを食べたり。大好きな家ですごす時間は何よりの癒やしになっています。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。