38㎡とは思えない広さと開放感を手に入れた夫婦2人のマンション【前半】

Comehome!
2022.12.07

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

夫婦2人で暮らす桑畑さん邸は約38㎡のマンション。数字だけ見ると狭く感じますが、リノベーションによって部屋数を減らし、広いLDKを確保したことで、のびのび快適にすごせる家へと生まれ変わりました。タイルや水栓金具、ドアなど、味わいのある建材使いにも注目してご覧ください。

床はアンティーク加工した栗の無垢材。部屋のドアをなくして、広く感じるようにしました。風もぬけて、夏は涼しいですよ。

この記事は『リノベーションでつくる 古さを生かしたレトロな家』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより

【リノベーションDATA】
築年数/39年
間取り/2DK→1LDK+WIC
延床面積/38.83㎡
リノベーション費用/580万円
リノベーション面積/38.83㎡
施工/ゆくい堂

壁沿いにあった大きな棚を撤去してコンクリートの壁を露出

以前は造り付けの収納がそびえて、圧迫感が。この収納を撤去し、むき出しになったコンクリートの壁に白いペンキを塗りました。

玄関からキッチンにつながる廊下の床はテラコッタを敷きました

玄関の右側が寝室。手前がキッチンです。

花柄のカーテンの奥が洗濯機置き場。室内で洗濯がしたくて作ってもらいました。

手洗い、脱衣場、浴室を一つの空間に

ドアは「RUSTIC TWENTY SEVEN」で購入したアンティーク。

トイレにはドアをつけず、白いタイルを床と壁に張ってさわやかに。脱衣場も設けられました。

手洗いは配管パイプが見えない「コーラー」社のペデスタルシンクをチョイス。水栓金具は「JODEN」の混合水栓に。渋い真鍮色がレトロな雰囲気にマッチ。

一度は見送った物件を購入してリノベーションすることに

 5年前に結婚して、主人がもっていたマンションで暮らしはじめた私たち。でも、狭いし13階だったのでに東日本大震災のときは怖くて。それで、新たにマンションを買って引っ越すことにしました。引っ越し先は私が以前住んでいた沿線で駅から徒歩圏、延べ床が40㎡以上で日当たりのよさを条件に探しました。
 リノベーションしようと思ったのは一般的な造りの面白みがなく、ヴィンテージ風のインテリアが好きだったから。ところが、ここと決めた物件が一歩先に買われちゃって。落ち込んでいたとき、リノベーション会社に紹介されたのが今のマンションでした。実は、以前見たことがある物件で、「狭いしパスだよね」と言っていたマンションだったので、びっくり。広さを除けば条件を満たしているし、施工会社の施工例を見て、購入を決意しました。

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