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食卓が華やぐ九谷焼の片口

今日のひとしな

2024.01.26

〜「好日用品店／こうじつようひんてん」より　vol.26〜

片口がひとつあると、お酒の徳利がわりにしたり、湯冷ましに使ったり、ドレッシングやタレを入れたり、料理を盛り付けたりといろんな用途が生まれ食卓が華やぎます。

九谷焼の絵付けが施された磁器の片口は赤地陶房赤地径さんの作品。九谷の磁土と絵具を使用し、安定感のある美しい形と厚みのある愛らしい絵付けが魅力です。彩りの少ない料理でも九谷の五彩、赤、緑、紺青、紫、黄色の色合いが見た目に美しく料理を引き立ててくれます。我が家は、赤と緑で描かれた平皿や縦や横縞の色鮮やかな小鉢を使っています。煮物や炒め料理が多いので、盛り付けるお皿に鮮やかな色があると料理が一層美味く感じられます。

また、お客様から「赤地径さんの片口は、納豆鉢にして毎日の朝食に使っています」と。ごはん、納豆、味噌汁の朝ごはんをかかせない我が家にとっては、ぜひ使ってみたくなった片口。こうやってお客様に教えていただくことも多いです。小さめの片口は水切れが良く、きりっときれいに注げるのでお酒の徳利がわりとしてもおすすめです。大ぶりな片口は存在感があり、料理を盛り付けるとさらに美味しく感じます。

赤地径さんの色鮮やかで愛らしい絵付けの器は、家族団欒で食卓を囲んでいる姿を想像させてくれます。家族の笑顔のように食卓を彩ってくれる器、贈り物やご自身へのご褒美にもおすすめです。