「眺めていると癒される」いっこうまりこさんの陶小物

〜「spoonful & osaji／スプーンフル&おさじ」より〜　vol.1

思えば幼い頃から小さなものに惹かれていた私。おはじきやガチャガチャのおまけなどを集めていました。大人になってからは、箸置きや豆皿に夢中に。
そんな私が出会ったのが、陶小物作家のいっこうまりこさんです。

「いっこうさん」と呼ばれることが多いので、よくお客様からは男性なのかと聞かれるのですが、非常に小柄で可愛らしい方なんですよ。
お話を伺うと、幼少期から細かい作業が大好きだったとのこと。その後陶芸を学ばれ、アルバイトをしながら制作活動されていたそうです。婚約指輪の代わりに電気窯を買ったというエピソードも素敵で、その窯で小さなものや季節の置物を作られています。 「そこにあるだけで、心が和んだりクスっと笑ってしまうようなものを楽しく丁寧に作っていきたい」という言葉が印象的でした。

リビングの棚や玄関にいっこうさんの作品があるだけで、心癒されます。いまの家に引っ越して、最初にしたのは玄関の棚にいっこうさんの陶小物を並べる事でした。なくても生きていけるけれども、あると、心が豊かになるのが雑貨の良いところだと思います。

毎年干支を作っていただき、今年で十五年になります。毎年一つずつ揃えてくださるお客様のお家では十二種類の干支が並んでいるのかなと想像すると、なんだかほっこりしますね。

■いっこうまりこさんの作品

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