「バタフライチェアBL」プロトモデルとして作られたサンプルチェア復刻の知られざる逸話

令和の家具事典
2024.08.06

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

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No.5 バタフライチェアブラックレッグ アイテム№7402BL


1958年にアーコラーニ氏によってデザインされたバタフライチェアは ベニヤを積層して湾曲させるという当時の最新技術でつくられました。 当時、ツートンカラーのオリジナルモデルと、脚部と背中のアングルをブラックカラーに塗装した2脚がプロトモデルとしてつくられました。ただ、当時はブラックカラーは主張が強すぎるとして却下。プロトモデルの一脚のみの生産で日の目を見ることはありませんでした。 わたしが2011年にアーコールの工場を訪れた際に、初めて目にしたブラックカラーの脚部に魅了され、ぜひ日本で復刻版として発表したいと 当時の社長エドワード氏に嘆願して復刻したのがブラックレッグです。その後、世界のインテリアの祭典「ミラノサローネ」で発表されると 大きな注目を浴び、マーガレットハウエルショップをはじめ世界各国のインテリアショップで取り扱われるようになりました。

2012年 復刻版のプロトモデルをアーコール本社で確認したときの様子

 

ミラノサローネ後の生産の様子


受注が多く入ったために、急ピッチで製作が行われていました。
機械が多くひしめく現代のアーコールの工場内ですが、定番のウィンザーチェアやスタッキングチェア、バタフライチェアはほとんどが職人による手仕事で作られます。

Size:W500 D450 H750 SH420(約mm)

Material:アッシュ材(ラッカー仕上げ)
Designer:Lucian Ercolani(ルシアン・アーコラーニ)

 

バタフライチェアコーディネート事例


バタフライチェアとプランクテーブル
女性人気が高く、可愛らしいフォルムのバラフライチェアが、ブラックレッグになると引き締まったカッコイイ一脚に。

プランクテーブルとの組み合わせはダイニングにとどまらず、ワークデスクとしても人気です。

 

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現行品が見られるお店はこちら

「ダニエル」元町店

〒231-0861 神奈川県横浜市中区元町3丁目126
TEL:045-661-1171
電話受付:10:30~18:30  
定休日:月曜日
HP:https://www.daniel.co.jp/
Instagram:@yokohama.daniel

 

アーコールオフィシャルWEB
www.ercol-japan.com

※事前の告知なしに価格や商品の廃盤、デザイン変更の可能性があります

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