その②Mimiさん「ユニクロ」「無印良品」で旬を楽しむ着こなし
YouTubeチャンネルMim's lifeを運営し、チャンネル登録者数6.1万人と大人気のMimiさん。2024年1月に2冊目の書籍『60代ひとり暮らし 明るく楽しく生きる術』を発売して以来、雑誌やテレビ、ウェブサイトなど多数のメディアで注目を浴びています。そこで、この特集では、Mimiさんのこれまでや、着こなし、60代の衣替えなど、Mimiさんの活動や人となりについてご紹介します。第２回目のテーマは、プチプラファッションで旬を楽しむ着こなしです。
この記事は、Mimiさんの初の著書、『60代ひとり暮らし 明るく楽しく生きる術』、新刊『60代のおしゃれの見直し 今を楽しむ服を着て』から一部抜粋してお届けします。
定番品は一生ものではないのかも
定番という言葉って魅力的ですよね。昔は今より服の値段も高かったので、お店の方の「これ定番だから、長く着られますよ」という言葉は、服を買うときの安心材料でもあったと思うのです。でも当時「よし、ずっと着るぞ」と意気込んで買った服で、現在手元に残っているものは意外と少ないのではないでしょうか。あるいは持ってはいても、着ていないという方がほとんどだと思います。
プチプラブランドの定番ラインで旬を取り入れて
たとえば、クルーネックカーディガンやセーターなどがそう。シルクやカシミアなど素材は上質でいいものでも、だんだん着こなすのが難しくなっていくんです。それに引き換え「ユニクロ」や「無印良品」などでは、そういった定番ラインの服が、毎シーズン『リニューアルしました』という言葉とともに登場します。そう、少しずつ今の時代に合わせて形がアップデートされているんですよね。
「ユニクロ」エクストラ ファインメリノクルーネックカーディガン。少し華やかな自分になれるグリーンのカーディガン。派手さはないけど鮮やかな緑が決め手。
同系色でまとめてレディな雰囲気に。合わせたのは、「ユニクロ」U クルーネックT 、「GU スカーフ」、「ユニクロ」タックワイドパンツ 、Mooi! レースアップシューズ。
これからの服選びは
〝長く〟にとらわれず
〝今〟の気持ちを優先に
もちろん上質なものを上手に着こなせれば、それはとてもいいことですが、わたしたちの世代は、もうあまり定番にこだわらなくてもいいのではないかと思います。次の季節、何を着ようかな……くらいの短いスパンで考えていくほうが、その時代の空気感をまとうことができて、新鮮な気分でいられるのではないかと思うから。まぁ、20年、30年先のことを考えたくないなっていうのが正直なところなんですけどね（笑）。
「無印良品」 メンズ木の実から作ったカポック混コート。バサッと羽織れる
ラフな形が好きXLサイズ
デニムは、ワイドが近ごろ旬。「ユニクロ」JWアンダーソンリラックスペインターパンツが着まわしに大活躍。
流行りは若い人のものと思われがちですが、わたしはそうは思いません。食事も旬なものがおいしいように、トレンドの服は1枚でおしゃれ。選び方にもよりますが、おしゃれに疎くなってしまった世代を助けてくれるアイテムもいっぱい。せっかく今の時代を生きているのだから、新しいものも受け入れながら、今を楽しく着るというのが大事かなと思います。
取材／多田千里 撮影／清永 洋
＊次回は、4月9日（火）の午前11時に投稿予定です。
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Profile
Mimi (Mimi’s life)
高知県在住。1960年生まれ。61歳の時YouTubeチャンネル「Mimi’s life」を開設。現在、チャンネル登録者数は約6.2万人。「60代ひとり暮らし」をベースとした衣食住のアイデアを発信中。20代〜80代までの幅広い女性に支持されている。母親が介護施設に入居したのを機にひとり暮らしとなり、郊外のマンションに猫と暮らす。県内のカフェで店長を長年務めた後、現在は同会社のパート勤務に。著書に『60代ひとり暮らし 明るく楽しく生きる術。』『60代のおしゃれの見直し 今を楽しむ服を着て』（ともに主婦と生活社）、『Mimi’ｓ life MAGAZINE』（扶桑社）がある。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。
