学研まんがの昔ばなし「何がこわい」からの学び
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
疲れがピークになると、Yさんは自分の欠点を羅列し始めて止まらなくなります。
Yさん、自分のマイナスなことを話してしまうのは止めた方がいいよ、あぶないのよ。私の好きな、昔ばなしにね……。
むかーしむかしあるところに、貧しいお爺さんがおりました。
ある寒い夜、美しいあねさんが訪ねてきました。
「寒くてかなわん。火に当たらせておくれ。」
おじいさんは家に招き入れたものの、おかしい、何かが化けているに違いないと思いはじめ、聞きました。
「あんたの嫌いなものはなんだね?」
「はい、わたしゃタバコが嫌いじゃ。爺さまは?」
「わ、わしゃ小判がこわいな。」
お爺さんはタバコの葉っぱをたくさん持ってきて、囲炉裏にくべました。
「さぁ、よーく暖まりなよ」
たまりかねて戸を壊して逃げて行ったのは、でっかい古ダヌキだったのでした。
「……暖まりたくてやってきて、楽しくおしゃべりしてただけなのに、自分の弱点を話してしまったばっかりにタバコで燻されるんですよ?イヤでしょう??」
妖怪贔屓の意見ですが、このあとYさんのマイナスつぶやきは止まりました。
タヌキが出て行ったあと、お爺さんの家には仕返しに小判が投げ込まれます。お爺さんは裕福になってめでたしめでたしの話ですが、私は今でも納得いってません!
↑そのお話のアイコンがかわいくて好きなので模写しました。
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編集部の中の人・シゲ
編集部内の庶務からイラスト制作、Instagram投稿などを担当。
整理収納アドバイザー、風水片付けコンサルタントの資格を持つ、マルチプレイヤー。妖怪好き。『四コマ』と言いつつ三コマだったり五コマだったり。猫のうめちゃん、たまちゃんも時々出たり。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。