ワタナベマキさん 近頃気になる暮らしのあれこれ【前編】
料理家としてテレビや雑誌の撮影をこなしつつ、家族のためにおいしいごはんを作り、日々暮らす部屋をきれいに整える。休みなく、毎日くるくると立ち回るワタナベマキさんですが、実はどっこい、スーパーウーマンなんかじゃありません。いつも体調万全とはいかないし、失敗や後悔だって山ほど。そんなわけで、きちんと自分の心と体をいたわりつつ、気分を上げる方法やアイテムを常にリサーチしているそう。そんなワタナベさんの「近頃のこと」をお届けする不定期連載。ゆるゆるっとお伝えしていきたいと思いまーす。
01
Iラインのスカートに
挑戦しているところです

近頃、きちんとしたシルエットの服に惹かれるようになったというワタナベさん。以前は「自分らしく……ない?」と思っていた、タイトな“Iライン”のスカートが気になっているのだとか。
「ここ数年はずっと、ゆるっとしたシルエットの服ばかりを着ていました。この傾向はずっと変わらないだろうと思っていたのですが、自分でも意外な変化なんです」
手に入れたのは、韓国のブランド「ORR(オル)」のもの。日本でもセレクトショップやポップアップなどで購入できるそう。

スリットがアシンメトリーに入っているのがおしゃれ! 足元にはアウトレットで見つけた「トッズ」のローファーを合わせて。
「タイトなシルエットの服は、仕立ての良し悪しがダイレクトに出ると思うんですが、これはとてもいい感じ。スリットの入り方も絶妙で、かっちりしているけど絶妙な抜け感とモード感もあって」
相変わらず韓国には頻繁に出かけているワタナベさんですが、最近は推し活、おいしいもの探しのほか、ファッションアイテムを探す目的も加わったようです。
02
痛~いマットのおかげで
毎日ぐっすり眠れるように

皮膚を刺すような鋭利なギザギザがついたこちらは、インド発祥の「シャクティマット」と呼ばれるもの。安眠できると話題になっているのを知り、使い始めました。
「こうやって靴下で立つだけでもすごい刺激なのですが、実際はお風呂あがりに素肌で直接、この上に寝転ぶんです。このトゲみたいな突起が背中を容赦なく刺すので、最初はものすごく痛くて……。でも、どうやら鍼みたいな効果があるようで、我慢してじっと寝転がっているうちに血行がよくなり、だんだん体がポカポカ。リラックスして、眠りも深くなったような気がします」

くるくる丸めて枕のようにして使うと、首や肩のコリもスッキリ。ふくらはぎや太もも、腰にあてて使うこともできるそう。

コリがつらいときは、マッサージボールも併用。寝転んだ状態で背中にボールを当てて体重をかけ、筋肉をほぐすように転がします。この絶妙な硬さが、なんとも気持ちいいのです。
03
冷凍おかずを自家製で
おいしく作る方法を研究!

子育てや仕事で多忙な人はもちろん、病気や高齢で料理を作るのが大変な人にも、冷凍食品が重宝されているという話を聞いたワタナベさん。近頃は市販のものもかなりおいしくなっていますが、せっかくなら手作りできないかと、考えるようになりました。

そこで取り組んだのが、“自家製 冷凍おかず”のレシピ考案。
「冷凍するときの状態や切り方、味つけ、解凍方法や温め方など、きちんと工夫すれば、おいしく仕上がるんです。ただ、その塩梅がけっこう難しくて。試作しては冷凍し、解凍して試食。パサついたり味が染みていなかったりしたら、加熱時間や味つけを調整して……と、何度も何度も試作を繰り返しました」

そうして出来上がったレシピをまとめた本も出版。研究に研究を重ねた成果を詰め込んだ本だから、タイトルは「自家製冷食ラボ」!

「慌ただしい中でごはん作りをするとき、温めるだけの一品があるだけで気持ちがラクになりますよね。この冷凍おいなりさんは、小腹がすいたときとか、急なお弁当のときなんかによく助けてもらっています」

この日は、冷凍しておいたカリフラワーのソースを使って夕食作り。こちらは、カリフラワーと玉ねぎをオリーブオイルで炒め、白ワインと塩を加えて炒め煮にして冷凍しておいたもの。保存袋ごと熱湯に浸けて解凍し、スライスしたじゃがいもの上にのせ、生クリームをまわしかけてオーブンで焼けば……

こんな豪華なグラタンが、手間なしで完成!
そしてもうひとつ、ワタナベさんのおすすめは、おせちの冷凍。
「何かと忙しくなる年の瀬に何品も用意するのは大変ですよね。時間のあるときに黒豆、栗きんとん、ごまめなどを少しずつ仕込んで冷凍しておけば、気持ちにゆとりをもって年末年始を迎えられそうです」
04
旅のおともに
シルクの枕カバー
「枕が変わると眠れない」なんて方もいますが、ワタナベさんが旅先に持っていくのは、枕本体ではなく、枕カバー。愛用しているのは「ドレス ハーセルフ」のシルク素材のものです。

「髪にやさしいということで使い始めたのですが、とにかく肌触りが心地いいんです。旅先では、自分の使い慣れたものがひとつでもあると、リラックスして安眠できます。枕だとかさばってしまうけれど、カバーなら気軽に持っていけますよね」
シルクは保湿性が高く、静電気が起きづらいので肌や髪に刺激がないのがメリット。また、汗を吸収&発散する効果もあり、暑さで寝苦しくなる季節も快適なのだとか。
「シルクというと、『扱いを丁寧にしなければ』と思いがちですが、あくまで日常使いのもの。私は洗濯機のドライコースで洗っちゃってます(笑)」
05
生薬入りの入浴剤で
薬膳バスタイム

国際中医薬膳師の資格を取り、薬膳を取り入れ始めたこともあって、おみやげなどで生薬配合の入浴剤をいただくことが多くなりました。そこから、お気に入りになってレギュラーメンバーに昇格するアイテムも。

最近出会ったお気に入りは、こちらの「屠蘇風呂」。オレンジの皮、シナモンやフェンネルなど6種類の植物を、機械を使わず、人の手で混ぜ込んでひとつずつ作られているものだそう。
「お湯に入れるとふんわりいい香りがするんです。手拭いで作った袋に入っているのも手作り感があって素敵。縁起のいい文字が並んでいるので贈り物にもぴったりです。“屠蘇”というその名の通り、お年始に使う人も多いみたい。私も来年、誰かにお贈りしたいな、と思っています」
text:福山雅美
Profile
ワタナベマキ
グラフィックデザイナーを経て、「サルビア給食室」として料理家の活動をスタート。独立後は、雑誌やテレビなど活躍の場を広げ、レシピ本も多数出版。自ら立ち上げた醤ブランド「Wa&_(ワンダー)」の調味料も人気。
instagram
「@maki_watanabe」
「@wanderfoodstore」
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