cholonのはじまり。アジアの市場で出会ったつくることのよころび

札幌「チョロン」4日間特集
2026.07.13

こんにちは。洋服と雑貨の店「cholon(チョロン)」の佐々木智子です。今日から4日間、お店にまつわるお話を綴っていきます、どうぞおつきあいください。



cholonをはじめたきっかけは、1996年に出かけたベトナムのひとり旅でした。旅を終える頃にはすっかりベトナムに夢中になり、「ここで仕事をしたい!」と心に決めていました。現地で雑貨を仕入れ、翌1997年にcholonをオープン。当初はベトナムの雑貨と現地で仕立てた色とりどりのアオザイや洋服が並び、カフェコーナーではベトナムコーヒーやバインミーなどを出す、ベトナム一色のお店でした。それ以来、ベトナム以外にもタイ、カンボジア、ミャンマーなどアジアの各地へ雑貨や布を探す旅を重ねて今に至ります。店名は、私が大好きなホーチミン市の中華街「チョロン地区」から名付けました。あの賑やかな街は、今も私の原点です。





あれから30年が経とうとしていますが、アジアへの旅はまだまだ楽しさが尽きません。「私はどうしてこんなにアジアに惹かれるんだろう?」と、あらためて考えてみました。温暖な気候、人懐っこい人々、おいしいごはん、かわいい雑貨、各地で暮らす気の合う友人たち……。魅力は尽きないけど、一番の理由は「つくることが好き」な自分自身の気質と相性が良かったからだと気づきました。



私は、手づくり上手な母の影響で、小さな頃から手芸や工作が大好きな子どもでした。よく母と一緒に近所の手芸屋さんへ行っては、布や毛糸を選び、洋裁の本を広げて母に服を仕立ててもらいました。「この布がどんな洋服に仕上がるんだろう?」と胸を膨らませたあのわくわくする気持ちは、大人になった今も変わっていません。


当時のベトナムの街には、アオザイやスーツを仕立てる店が並んでいて、オーダーメイドがとても身近でした。自分がつくりたいものを気軽に形にしてもらえる環境が整っていたし、市場には色とりどりのかわいい布が所狭しと並んでいたのです。「これは試してみなくちゃ!」と、すぐに生地とサンプルを抱えて何件もの仕立て屋さんをまわり、実際にオーダーしながら腕の良い仕立て屋さんを探し始めました。後にホーチミンで部屋を借り、現地の友人たちに手伝ってもらいながら10年以上ものづくりの仕事を続けることになるのですが、その長いお話はまた別の機会に。


アジアの市場には手刺繍や織物、かご細工、焼き物、編み物、紙製品などたくさんの「手仕事」が溢れています。それらは決して敷居の高い工芸品ではなく、毎日の暮らしに寄り添う普段使いの生活用品。店の奥がそのまま工房になっていて制作している風景が見えたり、つくり手と直接言葉を交わしながらオーダーメイドできるものもたくさんあります。



cholonの製品の中には今でも、アジアの市場で出会った大好きな布や材料を使ってつくっているものがいくつもあります。今回の記事でお届けするのは「つくることが好き」という私の想いから生まれたアイテムばかりです。アジアの市場で宝探しをするようなあのわくわく感をみなさんへお届けできたら。そんな気持ちを込めて明日から少しずつ紹介します。

 

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cholon(チョロン)

札幌市中央区大通西17丁目1-7 庭ビル 1F
11:00-19:00
日・月曜 定休
https://cholon.website/
instagram:@cholonshop 

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