時にはお餅がメインの朝ごはん ~エイチワークス園部由貴さん vol.5~
こんにちは、器店「H.works」の園部由貴です。お店の器を使った朝ごはんをご紹介している連載の第5回。今回のテーマは、お餅の朝ごはんです。
photo&text:園部由貴 使用カメラ:OLYMPUS PEN Lite E-PL7
パンやごはんの他に、時々朝ごはんとなるのがお餅です。お正月に限らず常備をしています。
お餅は腹もちが良いと思い込んでもいるので、昼食が時間通りにとれないだろうと予想さられる日は、朝ごはんをお餅にし、空腹回避に備えます(それでももたなかったりはしていますが……)。
焼きチーズをサンドした磯辺餅、
餅&チーズを入れた、焼きお揚げ(黒コショウがけ)、
白菜とささみのスープ、
自家製夏みかんジャムのせのヨーグルトと、苺。
餅にチーズ……カロリーは気になりつつも、やめられない組み合せになっています。
使った器は、
お餅が、長谷川奈津さんの粉引7寸皿、
スープが、小林慎二さんのまゆ椀(赤溜め)、
ヨーグルトが、田谷直子さんの台形小鉢(きいろ)、
苺が、石田誠さんの南蛮焼締5寸皿。
クロクルミのデザートスプーンは萩原英二さん、
箸置きが大村剛さんのお品です。
焼いた土の色そのものの美しさに惹かれる無釉の焼き締め。盛り映えがするので、そこに好んでのせるのは野菜や果物など、土から生える食材をシンプルに調理したもの。自然としっくりくるのも当然かもしれませんね。
椀は、盛るものと量によって使うものを選んでいます。左より、つぼ椀(赤溜め)、まゆ椀、汁椀(黒)。すべて小林さんのお品です。
今回スープを盛ったまゆ椀は、和洋問わず使える形だと思っています。あんみつなどデザートも似合います。つぼ椀は、すまし汁や抹茶オーレ、甘酒などもいいのでは。そして、たっぷりいただきたい味噌汁には、品名通りの汁椀です。
簡素な形がより塗りの美しさを際立たせています。毎日使える基本の椀に出会えました。
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日常使いの器や道具を扱う。企画展も、月に1度のペースで開催。「ある日の朝ごはん」のコラム執筆は、店主の園部由貴さん。
東京都立川市錦町1-5-6 サンパークビル202
042-521-2721
11:00~18:30 月・火定休
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