ショートケーキはいちごから vol.4 藤田志保さん
暮らしのおへそ
2019.02.14
クッキーの「藤田便」を届ける
友人が欲しいか欲しくないかを気にするより
自分が「食べて欲ほしい」と思ったら
プレゼントするのが私流。
仕事から帰ってご飯を作り、子どもを塾に送って、迎えに行ったら夕食を。お風呂に入って寝たらまた朝が始まって。そんなに忙しいのに、深夜近くにクッキーを焼いたり、大介くんのサッカーの試合のために、お守りを手作りしたり。
「一日も一週間も一年もあっという間です。京子といつも一日36時間あればいいのにねって言うんですよ」
朝起きて、家族を送り出すと藤田さんは自分のためにゆっくりコーヒーをいれます。必ず「朝日新聞」の「折々のことば」を読んでから、いざ仕事へ。
「今がいちばん楽しいですね」
自分に素直になって、「これが欲しい」「あれがやりたい」と言葉に出し、行動に移すことは、意外に難しいのかもしれません。いつでもショートケーキのいちごに、一番に手を伸ばせる自分でいる。それが、藤田さんのおへそのようでした。
「暮らしのおへそ Vol.26」より
photo:興村憲彦 text:一田憲子
Profile
藤田志保
Shiho Fujita
大学卒業後、地元の企業に就職。結婚を機に専業主婦に。実家に父、夫(単身赴任中)、長女、長男と暮らす。昨年から仕事を再開。派遣登録をして、現在は病院で事務の仕事をこなす。専業主婦時代は手作りにはまり、ブローチなどを作っていた。おいしいものとおしゃれが好き。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。