高崎・前橋編vol.4 三組のアーティストが営む、それぞれの個性が楽しめる雑貨店「yadorigi(ヤドリギ)」

地元のおしゃれさんが 案内する 小さな旅
2019.03.23

「matka (まとか)」吉井美晴さん

4回にわたって高崎・前橋のお店をご紹介させていただく街コラム、4回目は前橋市にある「yadorigi(ヤドリギ)」 のご紹介です。

 

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photo:吉井淳一 text:吉井美晴

 

前回ご紹介したガレットとクレープのお店「cafe Le cocon(カフェ ル コクーン)」から広瀬川沿いに歩き5分ほど。脇道を入った古いアーケードの中に「yadorigi(ヤドリギ)」はあります。貼り絵作家の chai/ちぎらまりこ さんと、帽子と洋服、セレクト雑貨の「KIKONO(キコノ)」 、古道具の「 PiENi KöTA(ピエニコタ)」、とそれぞれの分野で活躍している3組が集まって営むお店です。

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ここは古い耳鼻科医院跡の建物。お店の扉が開くのは、3と8のつく日のみ。

可愛らしいガラス戸を開け、懐かしい下駄箱の前で靴を脱いでからお邪魔するスタイルです。

 

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所狭しと古道具、お洋服が並ぶ1階スペースは、「yadorigi(ヤドリギ)」を作り出した3組のセンス、人柄が表されているような落ち着いた店内です。ほの暗い建物の中には静かな古い照明器具。ぼんやりとした灯がともる下、お喋りを楽しみながらついつい長居をしてしまうのです。お店の営業日が限られていることもあって、次から次にとお客様がいらっしゃいます。

 

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1階奥の急な階段を昇った2階のひらけたスペースには貼り絵作家 chai/ちぎらまりこさんのアトリエ兼、物販スペース。イベント開催時にはたくさんの出店者が集う賑やかな場所へと変わります。

 

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私も長く親しくさせてもらっている貼り絵作家 chai/ちぎらまりこさん。ありとあらゆる紙をハサミでチョキチョキと切って、貼って、あっという間に風景、人物、動物を描いてゆきます。特徴ある彼女の貼り絵のファンは多く、イベントのポスターや、地域の広報誌、友人知人のお宅に飾られている様子をよく目にします。今では街中の至る所で見られるようになった彼女の貼り絵を見つけるたびに、なんだか心が温かくなって、胸の奥にじんわりとした嬉しさが湧くのです。

 

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手を動かして「つくる時間」を楽しんで欲しいと、貼り絵の制作の他こどもから大人まで楽しめるワークショップを開催しています。アトリエの一角にはワークショップ、貼り絵の材料となる紙や植物などがたくさん山並び、たとえ参加しなくてもこちらを覗き見してみるのもワクワクしますよ。

 

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3と8のつく日にしかオープンしない「yadorigi(ヤドリギ)」。お仕事がお休みの日に3か8がついていたら、迷わず出かけて欲しいお店ですので、カレンダーのチェックを忘れずに計画してくださいね。

 

4回にわたってご紹介させていただいた高崎・前橋のお出かけ情報。まだまだご紹介したいお店がいっぱいありますが、本日が高崎・前橋編の最終回となりました。またどちらかでお会いできますと幸いです。

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Yadorigi(ヤドリギ)

MAP:
群馬県前橋市千代田町3-3-21
JR両毛線前橋駅より徒歩20分
3と8のつく日にOPEN
営業時間:12:00〜18:00
instagram : @yadorigi8

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