こだわりが沢山詰まっている「YAECA」のアイテム

「お店をはじめよう」と思った時に、一番最初にお取引をお願いしたブランドが、「YAECA（ヤエカ）」です。

それまでアパレル販売経験はあるものの、仕入れなどの業務に関わった経験はほぼゼロ。そんな自分にできることは、自分が思っていること、やりたいことを精一杯伝えるということ。メールを送って返事が来て、東京のお店に行って。初めてデザイナーの井出さんにお会いした時はドキドキしました。

 

 

お店をはじめて４年と少したちますが、たくさんの洋服を見れば見るほど細かなディテールに感心してしまうのが「YAECA」の洋服だったりします。生地の選び方だったり、パターンだったり、細かな仕事だったり。

 

今日は一つ、「ここがすごい！」という部分をお伝えしますね。

 

シャツの袖付けって、大体は袖から裾まで真っ直ぐに縫われているんですよね。また、動きやすいように考えてシャツを作られているブランドだと、ジャケットの袖つけのように少しずらして動かしやすくなっていたり。ただ、「YAECA」のコンフォートシャツは基本的にこういう袖つけなんですね。

 

 

腕を上にあげても裾が引っ張られないよう、そして動かしやすいように、ガゼット仕様になっています。調べてみると、こういうディテールは昔の洋服にはたまに見られるようなのですが、今ではほぼ見ないのではないかなと思います。毎シーズン人気のインドのカディを使ったカシュクールも、タイトな作りなのでこの作りになっています。

 

着ている人のためのデザインが、「YAECA」の洋服にはあります。それは、あまり気づかない部分でもあるかと思うのですが、その部分が個人的に好きだったりします。

 

定番という枠をこえて、付き合えば付き合うほどに魅力が増していく……。そのことに気づけるよう、自分も日々真剣にモノと向き合っていきたいなと思っています。