秋は「スポーツミックス」でリフレッシュVol.2 ルノンキュル 木村牧子さん

パーソナルスタイリスト木村牧子の美人塾
2019.10.23

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Vol.1はこちらから

おしゃれな人が上手な「こなれ」や「はずし」とは「意外性」です。全身まとまってる合格コーデに敢えて「意外性」を投入するのは、おとなになってからやるのは勇気がいるかも。だって、「はずしてる」のと「はずれちゃってる」のは紙一重ですものね。コワイコワイ。

 

そこで導入として失敗が少なく、比較的どんな骨格や顔立ちのタイプの大人にも似合いやすいと思う旬のコーディネートをご提案します。それは「スポーツミックス」

 

カジュアルとは違いますよ。「大人のキレイめスポーツミックス」です。そのコツは、

  1. 投入するスポーティーアイテムは全身の2割以内。
  2. いつものカジュアルアイテムは使わない
  3. 色は全体で「2色以内」「ベーシックカラー」「モノトーン」のいずれかに抑える。
  4. スポーツミックスは「都会的」な印象に仕上げる

このルールを守れば、ラフなアイテムが汚くなりがちな骨格ウェーブさんも、カジュアルには決まらない骨格ストレートさんも、上手にコーディネートすることができます。

 

 試してほしい導入アイテムとしては

「サイドライン」

「ジョガーパンツまたはスウェットパンツ」「ブルゾン」

「異素材ミックス」

 

 サイドラインは、スカートでもニットでもどこに入っていてもいいので、自分の体型に合ったアイテムで使えます。こういう「いかにも」スポーティーなものが、あえてやってます感を出す上で大事です。その代わりに少量にしましょう。逆に「デニム」や「スウェットパーカー」などのさり気ないお馴染みカジュアルを入れてしまうと、ただの家着と変わらなくなってしまうので、導入としてはやめておきましょう。

 

 ジョガーパンツやスウェットパンツは、まだ抵抗感のある方も多いですが、太さや長さを選べば比較的どのタイプ、体型の人にも似合うので、一旦馴染むと大活用アイテムになるは多いです。寝間着っぽくなるなと思ったら、光沢や落ち感のある生地を選ぶ、パンプスを合わせる、腰にシャツを巻く、などして、とにかく自分が鏡で見慣れることが大事。 

 

 あとは上から下までコットン100%とかカットソー素材にならないよう、サテン、ベロア、ボンディング、ウールなど、ドレッシーとスポーティーの異素材が両方使えれば、都会的スポーツミックスの完成です。

 

 スポーツミックスはほどよく新鮮で、でもどのタイプの人にも落とし所は見つかるので、いい柔軟運動になります。

 似合うだけ、感じがいいだけ、に飽き足りない人は、柔軟な感性で見たことのない自分を発掘していきましょう。

Profile

木村牧子

KIMURA MAKIKO

関西学院大学卒業後、全日本空輸㈱で国際線CAとして勤務。退職後に転身し、子供の頃から夢だったデザインの道に進む。10数年間グラフィックデザイナー、テキスタイルデザイナーとして色や素材に関わる中で、「装い」や「色」が人の生きるパワーや自信と深く関わることに強く興味を引かれる。色彩学、心理学を学ぶうちに、「見た目」を通して人の内面、生き方を前向きに元気にさせる仕事をしたいと思うようになり、パーソナルスタイリング、イメージコンサルティング、マナー指導の技術を習得、パーソナルプロデュースの仕事を開始。現在は平日はデザイナー、週末はイメージコンサルタントとして活躍中。http://www.renoncule.net

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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