タイのカレン族のシルバー

今日のひとしな
2020.03.16

~ 「cholon(チョロン)」より vol.16 ~


こんにちは。今日はカレンシルバーのアクセサリーをご紹介します。


もう20年近く前、初めてバンコクへ行った時に、市場でとても心惹かれるものに出会いました。それは「カレンシルバー」。それまで知っていたシルバー製品とは違う、あたたかさを感じました。やわらかい輝きと素朴な雰囲気、人の手で作られていると実感させるものでした。

「カレンシルバー」は、タイ北部の山岳民族カレン族が伝統の手法で作るシルバーのパーツです。もともとはカレン族が装飾品として身に付けていたものですが、いまは村の工芸品として知られています。
チャームの形や刻印模様は、動物や植物など自然が主なモチーフ。手仕事で作られるので刻印模様が少しずれたり、かすれていたりするのも味わいになっています。



「cholon」では、現地でカレンシルバーのパーツを買い付け、そのパーツの特徴を生かしてオリジナルのアクセサリーを製作しています。パーツを選ぶときは作るものをあれこれイメージしながら。カレンシルバーに初めて出会った時からずっと、変わらない私のものづくりのスタイルです。

タイへの仕入れ旅で、北部のチェンマイへ行った時は何度かカレン族の村にも足を延ばしました。昔ながらの藍染めや手織りなど、カレン族の生活の中には、手しごとが根付いています。訪れた家は高床式の建物の下に家畜がいて、家のまわりの畑で野菜や米を作り、布を織り、染め、衣食住のほとんどのことを自分たちで行っていました。

カレンシルバーの銀の純度は95%。一般的なシルバー925の製品(92.5%が純銀)よりも純度が高く軟らかいのも特徴です。「cholon」のカレンシルバーのアクセサリーは小ぶりなパーツを中心に使っています。華奢で控えめなので、どんな洋服とも自然になじみますが、カレンシルバー自体に存在感があり、コーディネートの素敵なアクセントになります。



シルバー製品は空気に触れたままにしておくと硫化し黒っぽく変色してしまうので苦手という方もいますが、お買い上げのお客様にお渡ししているチャック付きの袋に入れておくと一定程度防ぐことができます。変色した場合には液体タイプのシルバー磨きでお手入れしていただくようお勧めしています。



カレンの村の人々が作る、あたたかさのあるカレンシルバー、これからも大切に使って、みなさんに楽しんでいただけるアクセサリーを作っていきたいと思います。

カレンシルバー ブレスレット 3,850円〜
カレンシルバー ネックレス 6,050円〜
カレンシルバー ピアス 2,750円〜
https://cholon.website/collections/accessory

 

←その他の「cholon(チョロン)」の記事はこちらから

cholon(チョロン)

住所:札幌市中央区大通17丁目1-7 庭ビル1F
電話:011-302-3333(庭ビル代表)
営業時間:午前11時〜午後7時 ※現在は12時~17時までの短縮営業中
定休日:日曜、月曜(月曜が祝日の場合は火曜代休)、年末年始
https://cholon.website/
instagram:@cholonshop 

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ