アタッシェ・ドゥ・プレス 加藤広美さん【後編】「アイメイクは控えめにしてリップで色を入れることが多いです」

わたしたちのコスメのはなし
2018.07.18

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草場「メイクのこともお聞きしてもいいですか? 決して濃くはないのに、加藤さんらしいメイクをしてらっしゃるなぁと、いつも思っていました」

加藤さん「そうんなことないですよ! メイクに関してはまったく自信ないです。オンとオフも、同じメイクですし」

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草場「ファンデーションは何を使っていますか?」

加藤さん「この“AQUA”のBBクリームを使っています。石鹸で落ちるし、友人におすすめしてもらって。使い心地や香りもいいし、私たちが大好きな小さいサイズもあります(笑)」

草場「私も気になってたんです! 指でのばしてから、肌につけていますか?」

加藤さん「いえ、スポンジでのばしています。指とスポンジ、どちらがいいんでしょうか?」

草場「どちらでも大丈夫ですよ。ただ、きちんと密着させたいならスポンジです。これは日焼け止め効果はありますか?」

加藤さん「はい、SPF20くらいですけれど……」

草場「一日中外にいる日でなければ、十分だと思います。この上にパウダーはつけますか?」

加藤さん「一応ポーチには入っているのですが、全然減らないです(笑)」

草場「そうなんですね(笑)。きちんと持っていらっしゃるところが偉いです」

加藤さん「私は、本当に薄づきが好みなのですが、でも人と会う時に失礼があってはいけないなぁと思って。仕事柄、色々な方にお会いするので、人と会う前にはパウダーでテカリをおさえたり、気を遣うようにしています」

草場「歳を重ねると、自分のメイクに対して気を遣うことって大事になりますよね。ポイントメイクはどうしていますか?」

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加藤さん「“ADDICTION”のアイブロウパウダーとアイライナー、”MiMC“のマスカラです」

草場「アイブロウは、パウダーを使っていらっしゃるところがさすがです。パウダーを使うほうが、ナチュラルに仕上がるので。このマスカラはブラシが細いですよね」

加藤さん「そうなんです。だからマスカラを塗りました! という“いかにも”な感じにはならないので、愛用しています。マスカラは黒か、こげ茶を選ぶことが多く、アイメイクは控えめにして、リップで色を入れることが多いですね」

草場「そうですよね。加藤さんのイメージは赤リップです」

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加藤さん「“shiro”のジンジャーリップバターと、“WELEDA”のリップバームをよく使っています。季節やファッションによってつけたい色は変わりますが、この2つは定番です」

草場「今日のネイルと、色がマッチしていますね」

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加藤さん「ネイルは大好きです。ネイルを塗る時間が好きなので、いつもセルフネイル。ファッションの差し色として使ったり、スタイリングの一部のような感覚で楽しんでいます」

草場「中でもよく使うのがこの4本ですか? 全て大人なカラーで、オールシーズン活躍しそう」

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加藤「洋服は色がないものを着ることが多いので、赤、ベージュ、ネイビーのネイルが多いです。女らしい服装よりもマニッシュなスタイルのほうが好きなので、指先が赤でも女らしくなりすぎなくて、バランスをとりやすいんです」

草場「マニッシュなスタイルに赤ネイルや赤リップをきかせるのは、とても素敵です。どこかにポイントをおいて、あとはなるべく引き算するというほうが私は好きなので」

加藤「私もそうです。メイクは、不健康に見えたり相手に失礼にならない程度に、必要最低限でいいかなと思っています。ただ、全身をマニッシュで統一してしまうよりも、ネイルやリップ、ヘアなどどこかで女らしさ取り入れられたらなぁとは思っています」

草場「そして、ずっと気になっていのですが、これは何ですか?」

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加藤「“SUVE(スーヴェ)”の小鼻用のノーズクレンジングブラシです。熊野の職人さんによって作られたもので、誕生日にいただいたのですが、使ってみたらもう感動してしまって。それからは、友達への誕生日プレゼントの定番となっています。見た目も小さくて、形がヒヨコみたいで可愛くないですか?」

草場「やっぱり小さいもの好きですね(笑)。今調べてみたら、ボディブラシもフェイスブラシもあるんですね。すごく気になります! 気持ちよさそうだし、デザインも美しい!」

加藤「ボディブラシで背中を洗うと、すごく綺麗になるみたいです。歳を重ねるにつれて、しわもたるみも出てくる。いろいろ隠さないと不安、となるのは嫌だなと思っています。ファンデーションを厚塗りしてチークを足すなら、違う方法で自分の血色自体をよくしたいなと思っていて。だからこそ、こういう家で簡単に出来るケアアイテムは好きなんです」


edit&text:柿本真希

Profile

加藤広美

Hiromi Kato

アタッシェ・ドゥ・プレス「JOURNEY」主宰。ファッション、雑貨、生活道具から個性のある小さなショップまで、さまざまなブランドのPRとブランディングに関わる。
instagram 「@journe__y

草場妙子

Taeko Kusaba

1979年、熊本生まれ。2006年独立。雑誌や広告、CMなどで幅広く活躍するヘアメイクアップアーティスト。コスメ好きが高じて、インスタグラムではおすすめの美容アイテムを紹介。初の著書『TODAY’S MAKE -UP 今日のメイクは?』(アノニマ・スタジオ)が好評。

柿本真希

Maki Kakimoto

フリーランスエディター・ライター。二児の母。様々な媒体やカタログにて、編集・執筆・連載・インタビューを担当。ニュージーランドにて母子留学を2年半。2014年秋に帰国後、エディター・ライター、ディレクターなど多岐にわたり活躍中。
http://www.makikakimoto.com
instagram 「@makikakimoto

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