とにかくそのおいしそうな写真にノックダウン!『おいしいサブレの秘密』

勝手に料理の本大賞2020
2020.12.27

こんにちは、料理編集部の足立です。今年もたくさんの料理本が発売されましたね。その中で個人的に「これはすごい!」と感動した本、たくさんあってとても迷ったのですが、とりわけ「これにはしびれたわ〜」という1冊を絞りましたのでご紹介させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

「勝手に料理の本大賞」①はこちら
「勝手に料理の本大賞」②はこちら

小さい頃から焼き菓子、ことにクッキーが大好きだった私。料理編集部に来てまず最初に作った焼き菓子の本(稲田多佳子さん著)のカバーがこちらであることからも、それはよくおわかりいただけるかと思います(使いすぎてボロボロですね…)。

     
大好物のシンプルなバタークッキー! これならいくらでも食られます !!

そして、今年の6月に書店さんでこちらのカバーを見た時の衝撃たるや! 下園昌江さんの『おいしいサブレの秘密』(文化出版局)。なんておいしそうなサブレたち。しかもいろんな種類の。

お菓子研究家の下園さんは、大人気のお菓子教室を主宰されていますが、幸運にも一度だけお教室に伺わせていただいたことがあり、そのお菓子の繊細さ、レシピの正確さに感動したものです。下園さんのお菓子、本当においしいんですよ〜〜!! (下園さん、その節は、ヴィクトリアサンドイッチケーキとショードブレッドのすてきなレシピをどうもありがとうございました!)

その味を思い出しながらページをめくっていくと…なんと写真のすばらしいこと。ぐっとそぎ落とされた曲田有子さんのスタイリングの格好よさ! 下園さんの美しいお菓子を両手で大事に包むかのように撮られたやわらかな写真! 年齢の割にたいそう心が狭い(…と自覚している)私は、同業者として歯ぎしりをしながら、書店さんでペラリペラリと中身を拝見させていただいたのでした。

そして…そのままレジへとは向かわず、一旦帰宅。ええそうです、料理本はすぐには買わないのです。
資料本としてほしい本をどんどん購入していくと、会社の仕事机も自宅の仕事スペースもあっというまに本だらけに。若い頃は初めて挑戦するテーマばかりだったので、まずは類書の研究から…と本作りのたびに資料を集めていたのですが、十数年たった今ではその気持ちをぐっとセーブ。
あとは…正直なところ、買うのがとってもくやしい!(年甲斐もなく無類の負けず嫌い…)。ですので、私が持っている資料本は思いのほか少なく、「本当にもう、絶対にほしい!何がなんでも手元に持っておきたいっ!」というものだけを厳選して机に並べております。

こちらの本で撮影をされているカメラマンの宮濱祐美子さんとは、私も何度かお仕事でご一緒させていただいていますが、書店さんで宮濱さんのお仕事ぶりを拝見するたびに、どんどんすばらしい写真を撮られるようになっていて、毎回ドキドキしています…。はあ〜、料理の本って本当に楽しいですね〜〜。

さて、手前みそ枠でご紹介するのは、これまたどの本も思い入れたっぷりでとても悩んだのですが…緊急事態宣言解除後最初の撮影となった一冊、中川たまさんの『ふわふわカステラの本』。


撮影日のスケジュールはかなり前に決めていたものの、果たして本当に撮影はできるのか? 試食はどうするか? など、いろいろなことが不安だらけで、そんな中なんとかスタートした撮影は、まだ6月だというのに最高気温が30度!なんていう日も。
マスクをしっぱなし、ソーシャルディスタンスを維持しつつの初めての撮影は緊張感に満ちていて、撮影中の会話は極力なし、昼食は各自が持参して部屋のあっちこっちに分かれて無言でもぐもぐ、現場でのお菓子の試食も一切なし(各自持ち帰っての試食)。
帰宅後はぐったり…というなかなか過酷な状況だったので、無事に発売できた時には心の底からほっとしました…。たまさん、スタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした(そしておかげさまでたくさんの方に手にしていただいて、発売後まもなく重版も決まりました!どうもありがとうございました)。

パウンド型で卵2個で気軽に作れるホームメイドカステラは、もっちり、ふんわりでたまさんならではのやさしい味。ぜひこの年末年始のお休み中にでも、ご家庭で作ってみていただけたらと思います。

それではみなさん、今年も主婦と生活社の料理本をご覧になってくださいまして、本当にどうもありがとうございました。来年もおもしろい企画がたくさん待っていますので、どうぞ楽しみになさっていてくださいね!

 

 

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