お酒だけじゃなく、白いごはんも進みまくる『美酒佳肴 中華つまみ』

勝手に料理の本大賞2020
2020.12.23

こんにちは、料理編集部の上野です。

勝手に料理本大賞・・・。選ぶのに、迷いまくりました!

「勝手に料理の本大賞」①はこちら

「美味しそうな写真に食欲を刺激されまくった本」や「著者の方の想いが詰まっているな~!」という本から、「そういう切り口があったか!」と膝を打った本など。自社、他社問わず、今年もワクワクするような素敵な料理本がたくさん発売されていて、なかなか1冊に絞りきれなかったのです。

でも、今年は何と言ってもコロナ渦。例年以上に自宅のキッチンで、朝昼晩と家族にごはんを作る機会が増え、作るのも食べるのも好きな私でも、もう、自分の作る料理の味にうんざり。何も作りたくないし、何を作ればいいのか、考えるのも辛いという状態に陥ることさえ、しばしばありました。

そんな時に「お、これなら、すぐ作れて美味しそう!」と、ムクムクと食欲を刺激し、同時にキッチンに立つ気持ちにググッと上げてくれた1冊をご紹介したいと思います。

 

今井亮さんの『美酒佳肴 中華つまみ』(成美堂出版)です。

実は、数年前、私がムラヨシマサユキさんの著書を作らせていただいている時に、今井さんには、何度も撮影を手伝っていただき、その度に、亮飯店と題して、撮影の疲れが一気に吹き飛ぶようなまかないを振舞ってもらっていたのです。それ以来、今井さんのお料理の味がとんでもなく美味しいことは、胃袋にしっかり刻まれています。

 

書名につまみとありますが、我が家では、主に白いごはんがぐんぐん進むおかずとして活用させてもらっています。何と言っても、材料が少なくて、パパッと作れるレシピの多いこと! それでいて、自分では絶対に思いつかないような、絶妙な食材の組み合わせや調味料使い。

「豚肉とズッキーニの中華蒸し」や「豚肉やきゅうりの炒めもの」なんて、何度作ったことか。

我が家の娘たちは「ほたて入りスクランブルエッグ」にどハマりし、「卵の美味しいやつ、作って~!」とよくリクエストされます。

「いろいろ春巻き」では、ちょっと面倒な印象のあった春巻きが、ぐーっと気軽に美味しく提案してあって、目から鱗だったし、〆の一品として、紹介されている麺は、在宅勤務時のランチには欠かせない存在になっています。

カメラマンの木村拓さんのお写真も、美しいのはもちろん、臨場感いっぱい。見ているだけで、美味しい匂いが漂ってきそうなのです。

 

お次は、手前みそ枠。

ムラヨシマサユキさんの『お菓子はさらにおいしく作れます!』(主婦と生活社)です。

これは、二年前に発売した『お菓子はもっとおいしく作れます!』の第二弾です。

いろいろなレシピがネットで検索できる昨今。わざわざ手にとっていただける本に仕立てるべく、ムラヨシさんを始め、スタッフ一丸となって、一般的な料理書の何倍も、いや何十倍もの労力と愛情を詰め込んだ1冊です。

ムラヨシさんが、今、最も美味しいと思うマフィン、マドレーヌ、パウンドケーキ、ロールケーキ、シュークリーム、プリンのレシピが掲載されているだけでなく、なぜ、その材料を使うのか、どうしてその混ぜ方なのかといった理由や、失敗例の情報までもがびっしり。

その上、この本。全ての基本のレシピに対して、QRコードを読み込むと何回でも無料で見られるレッスン動画がついているのです。

写真と文字だけでは、どうしても伝わりづらい動作や生地の状態なども良くわかり、一度、動画を見てから、お菓子作りに取り掛かると、とてもスムーズで、「書名通り、さらにおいしく作れるようになった!」という嬉しい反響をたくさんいただいています。

来年の18日、21時からインスタグラムryourinohonにて、ムラヨシマサユキさんのライブ「お菓子の疑問に答えます!」も予定していますので、ぜひご注目いただければ嬉しいです。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ