マヨネーズを塗って重ねるから、お肉がやわらか〜い！おいしさも満点!!〜藤井恵さんののっけ弁「ミルカツ弁当」のレシピ

新生活がスタートし、ドキドキワクワクの少し緊張感のある日々が続きますね。知らず知らずのうちに、自分で感じている以上に体は疲れてしまっているかもしれません。この季節には、ボリュームのあるお弁当をしっかり食べて体調を整えたいですね。

白いごはんの上に、おかずをどーん！　そんなインパクトのあるお弁当なら、ふたを開けた瞬間から食欲がもりもりわいてきますよ。藤井恵さんの著書『のっけ弁100』には、ごはんにのせておいしいお弁当のおかずが100点も載っています。

     
のっけ弁のいいところは、なんといっても詰めるのがラクな点（なんたって、のせるだけ！）。また、ごはんにはおかずの味がしみて、ぐっとおいしい。そして、食べる時だってごはんとおかずのバランスがとりやすい…と、いいことずくめです（ちなみに、編集部員Aの食べ盛りの息子ものっけ弁が大好きですよ〜）。

今回はその中から、薄切り肉で作れるやわらかミルカツのお弁当をご紹介。このおかず、もう何回作ったでしょうか…。お弁当だけでなく、うちでは夕飯にも登場させてしまっています。そのくらい本当にやわらかくておすすめです！　ぜひお試しくださいね。

ミルカツ弁当

薄切り肉を重ねて作るミルフィーユ状のとんかつは、
マヨネーズを塗ると、さらに肉がやわらかく。
冷めてもおいしく、お弁当におすすめの一品です。
つけ合わせのキャベツはコールスローにして、野菜がたっぷり食べられるようにします。

ミルカツ

【材料（1人分）】
豚ロース薄切り肉（しゃぶしゃぶ用）…10枚（100g）
Ａ・塩、こしょう…各少々
　・マヨネーズ…小さじ2
Ｂ・小麦粉、水…各大さじ1
パン粉、サラダ油、中濃ソース…各適量

【作り方】
1   豚肉は1枚ずつ広げてＡを塗り、すべて重ね、混ぜたＢ、パン粉の順にころもをつける。

2   フライパンにサラダ油を1.5cm入れ、中温（170℃）に熱し、1を入れて時々返しながらこんがり4〜5分揚げる。食べやすく切り、ソースをかける。

【ポイント】

豚肉は1枚ずつ広げたら、塩、こしょうをふり、マヨネーズを薄く塗ってすべて重ねる。マヨネーズのおかげで肉がやわらかくなり、コクも加わって、くさみを抑える効果も。

作りおきOK！の
カレーコールスロー

【材料（4〜6人分）】
キャベツ（せん切り）…1/2個
塩…大さじ1/2
Ａ・カレー粉、玉ねぎ（すりおろす）…各小さじ1
　・レモン汁（または酢）、オリーブ油…各大さじ1

【作り方】
1   キャベツはポリ袋に入れ、塩を全体にまぶし、空気をしっかり抜いて口を閉じ、重石（重い鍋など）をのせてしんなりするまで15分おく。

2   水けを絞り、Ａを順に加えてあえる。
◎日持ちは冷蔵室で4〜5日
＊塩もみせずに、ポリ袋に材料をすべて入れ、空気をしっかり抜いてひと晩おいてもOK

ちくわきゅうり

【材料（1人分）】
ちくわ…1本
きゅうり…縦4等分に切ったもの1/2本分

【作り方】
1   ちくわの穴にきゅうりを入れ、ひと口大に切る。

【藤井恵さんのレシピはこちらにも】

もっとレシピを知りたい方は、こちらをどうぞ！
『のっけ弁100』（主婦と生活社）

定価922円（税込）

白いごはんに、おかずをどーんとのせるだけ！　手軽に作れておいしく、見た目も食べるのも楽しいお弁当といえば、「のっけ弁」です。ボリューム満点の肉・魚のおかずは、時間がない朝でもラクに作れる簡単レシピで。人気のミルカツ、ザンギ、チキン南蛮、肉団子、さばの竜田揚げだって、藤井さんの手にかかれば、とびきり手早く作れるのに感激のおいしさです。きんぴらやあえもの、味つき卵、マリネなどの作りおきできる「サブおかず」も充実のボリュームでご紹介。「下味冷凍おかず」まで載っていて、これ1冊で毎日のお弁当作りがぐっと楽しくなること間違いありません！

藤井 恵（ふじい・めぐみ）さん

1966年、神奈川県生まれ。管理栄養士。女子栄養大学卒業後、料理番組、フードコーディネーターのアシスタントなどを経て、料理研究家に。著書に『のっけ弁100』『和えサラダ』『50歳からのからだ整え2品献立』『家庭料理のきほん200』『から揚げ、つくね、そぼろの本』『ギョウザ、春巻き、肉団子の本』（すべて主婦と生活社）、『藤井弁当』（学研プラス）、『はじめての「味つけ冷凍」』（文化出版局）など多数。
https://ameblo.jp/fujii-megumi/　　Instagram fujii_megumi_1966

photo：木村 拓（東京料理写真）　styling：大畑純子