第13回 『「自家製酵母」で作るワンランク上の食パン、バゲット、カンパーニュ』について

京都「本と野菜OyOy」から
2021.06.01

『「自家製酵母」で作るワンランク上の食パン、バゲット、カンパーニュ』(主婦と生活社)。次は、食パンとカンパーニュにチャレンジしたい。

 

こんにちは。 OyOyの佐藤です。

今回ご紹介するのは太田幸子先生の『「自家製酵母」で作るワンランク上の食パン、バゲット、カンパーニュ』です。

お菓子は日頃から作る機会が多いのですが、パンもたまに作ります
気温が上がってきて発酵しやすいこの時期、久しぶりに焼いてみました。
太田先生の新刊を見て、レーズン酵母から仕込み。
以前にもレーズンやいちごなどで自家製酵母パンを作っていたのですが、最近は忙しさにかまけてご無沙汰していました。

レーズンエキスを作っていたときは、肌寒い日だったこともあり、なかなか思うように酵母が発酵してこなかったのですが、様子を見ていると気温が上がった日に一気にシュワ〜〜っと完成。元種もぶわっと膨らみました。
パン生地をこねるのは好きで、手の母指球のところに力を入れて。
私がやると陶芸の菊練りのようになるのですが、良しとします(笑)。

今回は食パン生地を自分流にアレンジして、丸く作ってみました。
ちょっと締まりすぎた感じのパンになりましたが、焼き上がりの香りは最高でしたよ。

この本には、レーズンエキスがシュワシュワと発酵した様子や、パン生地のふくらみ加減などの過程がちゃんとわかる写真がたくさん掲載されているので、初めてパン作りをされる方にもわかりやすいと思います。
また、よくパンを作る方にも、パン生地の展開や応用に使えて役立つ構成です。

先日、パンの本を探されていたお客様が、おいしそうな出来上がりの写真だけの本だと、そこに近づけていく過程でこれでいいのかな?と不安になってしまうので、手元がわかる構成の本が使いやすい、とおっしゃっていました。
パンは特にそうなのかもしれません。
そういう方にも『「自家製酵母」で作るワンランク上の食パン、バゲット、カンパーニュ』はおすすめしたいな、と思います。

以前、2店のベーカリーで少しの期間、お手伝いをしていたことがあります。
どちらも自家製酵母のパンを作る店で、店主が焼き上がりを見て「ええ顔のパンやなぁ」と言ってたのが、とても印象に残っています。

自分で育てた酵母で作る、ひとつひとつ表情が違うパン。
香りとともに楽しむのもパン作りの醍醐味ですね。

 

発酵中。もちもちの生地。生地を触っていると日頃のストレスも解消される気がします。

焼けました。もうちょっと焼き目をつけたかったかな。

酵母のいい香りがします。時間がたっても温めなおせば、また酵母の香りが引き立ちます。

鴨川から望む比叡山。いい天気の日でした。

 

 

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本と野菜OyOy
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TEL 075-744-1727
https://oyoy.kyoto/

Profile

佐藤夕伽子

YUKAKO SATOU

京都「本と野菜OyOy」にて本の選書・売り場作り、運営を担当。
子供の頃から本はもちろん料理書が好きで、編集・メーカー企画販促・カフェ・雑貨店・書店などで勤務。ずっと本と食に関する仕事に携わる。大阪府出身で大阪と京都を行ったり来たり。社会人と大学生の息子ふたりと三人暮らし+ねこ。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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