第15回 ベルギーワッフル事情〜さくさくブリュッセルワッフル、しっかりリエージュワッフルと新顔も!

栗山さんのベルギーおいしいもの通信
2021.09.01


こんにちは、料理家の栗山真由美です。
今年も日本の夏はとても暑かったようですね。新型コロナウイルスは世界中の悩みですが、東京ではオリンピックもあり、いつもと違う夏になったのではないでしょうか。オリンピックの開・閉会式で東京の夜景が映った時は、胸にジーンと迫るものがありました。数年前まで、私もあの灯りの一粒だったのだなあと。やはりどこで暮らしても、故郷は日本なんだと。

さて、ベルギーの夏はどうだったかというと、今年は冷夏。基本的に湿気がないので、気温が上がっても楽なのですが、それでも猛烈に暑い日が1週間はあるのが普通です。今年は猛烈までいかない暑さが数日ぐらい。半袖や短パンの出番があまりありません。

そんなこともあり、既にワッフルが恋しくなり始めています。ワッフルは一年じゅう食べられますが、イメージとしては秋冬。日本は暑いので、寒くなるまで待つつもりでいた話題ですが、今回のテーマにします。

ベルギーワッフルは有名ですが、いくつか種類があるのをご存知ですか?
下の写真はブリュッセルワッフルといい、長方形です。表面積が大きいので、ボリューミーに感じますが、生地はふわっと軽くてサクサク。表面が少しクリスピーでとても食べやすいので、ぺろっと食べられます。

トッピングは、お店によってさまざまです。いちばんシンプルなのは粉砂糖、ホイップクリームやチョコレートソース、チョコレートパウダーも人気です。フルーツやナッツを選んだり、私は写真のアイスのせも大好きです。

次に紹介するのは、リエージュワッフル。発祥はベルギー南部・ワロン地方のリエージュ。日本人がイメージするワッフルは、こちらかもしれません。20年以上前から、日本に輸入されているMannekenのワッフルはおなじみですよね。手のひらサイズのだ円形で、しっかり重めの生地です。生地自体に甘さがあるので、そのまま食べるのが私は好きです。お店では、トッピングももちろんできます。


写真は、牧場直営のフードトラックで売られていたもの。新鮮なバターとミルクを使っているからか、とてもおいしかったです。

そして変化球でこちら、バブルワッフルと言います。私が住むアントワープにショップがあり、雰囲気とトッピングのセンスがよいので時々行っています。

特注のワッフル機で焼くワッフルは、生地にバブルのように空洞ができる構造です。軽いけれど、ブリュッセルワッフルのようなふわっと感はなく、クリスピー。ルーツは香港だそうなので、ベルギーワッフルとは言えないのかもしれませんが、ご参考までに。

そして、うちでもワッフルを焼いてみました。ワッフルマシーンが活躍。ブリュッセルワッフルですが、メレンゲを入れるからふわふわなんですね〜。


予熱したプレートに生地を流します。

上下のプレートではさむようにして焼くので、だいたいはみ出します。
いろいろな組合せを試していますが、こちらは王道のいちごとチョコトッピングです。クリームは、水きりヨーグルトとホイップクリームを混ぜたものです。生クリームよりあっさりしていて私は多用しています。生地のはみ出し部分もそのまま盛りつけてしまいました(お店ではカットされます)。自由にできるのは、家庭ならではですよね。

ベルギーのカフェなら、だいたいワッフルメニューはあります。定番中の定番なのですが、やはり安定のおいしさなのは専門店。アントワープでは老舗の“Desire de Lille”が有名です。

写真のワッフルは、ずばり店名のついたオススメの1品で、“Wafel Desire de Lille”。モカアイスにホイップクリーム、ナッツ、粉砂糖がトッピング。久しぶりに食べたくなりました。

 

*写真の無断転載はご遠慮ください*

栗山さんのベルギーおいしいもの通信⑭はこちら

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Profile

栗山真由美

MAYUMI KURIYAMA

料理家、栄養士。枝元なほみさんのアシスタントを経て独立。ポルトガル料理を中心とした料理教室「Amigos Deliciosos」を12年前から東京で主宰、日本ポルトガル協会の公認講師も7年間務める。2019年より、イギリス人のご主人とベルギー・アントワープに在住。著書に『ポルトガル流 驚きの素材組み合わせ術! 魔法のごはん』(エイ出版)、『「酒粕」で病気知らずになる ゆる粕レシピ』(池田書店)など。
https://ameblo.jp/castanha/ 
Instagram : mamicastanha

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