第22回 秋の味覚を引き立ててくれる「小さな柑橘類」について

京都「本と野菜OyOy」から
2021.10.05

小さい柑橘はたくさんいるだけでかわいい。

こんにちは。OyOyの佐藤です。今回は小さな柑橘類のことを。
温州みかんなどの季節が始まる前に、小さな柑橘類が入荷してくる時期が始まりました。
店頭にはシークワァーサーやすだち、青ゆず、青みかんなどが並んでいます。どれも秋の味覚を引き立てる名脇役ですね。旬の秋刀魚にはすだち、焼酎や泡盛のお湯割りにシークワァーサー、とか。


私が買ったのは青みかん。これはみかんが成長する過程で、小さいうちに摘果されたものです。一般のスーパーにはあまり出回らないですよね。大きくなったみかんのような甘さは少ないけれど、独特の香りと酸味が特徴で、すだちのように使えます。まとめて手に入ったときは砂糖と一緒に瓶に詰めておくと、青みかんシロップができます。
できたシロップは炭酸で割って飲んだり、料理やお菓子作りにも。さわやかさが楽しめます。

今季2㎏買った青みかん。粗糖で漬けました。カルダモンも入れて香りづけ。


こんな小さな実だけれど、料理を引き立てたり、香りのインパクトはパワー絶大。いい仕事をしてくれます。まだまだ、これからの時期に楽しみたい素材です。

 

日が落ちるのが早くなって、気持ちが焦ります。

 

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本と野菜OyOy
京都市中京区烏丸通姉⼩路下ル場之町586-2 京都市営地下鉄「烏丸御池」駅直結 新⾵館1階

営業時間 11:00〜22:00
TEL 075-744-1727
https://oyoy.kyoto/

Profile

佐藤夕伽子

YUKAKO SATOU

京都「本と野菜OyOy」にて本の選書・売り場作り、運営を担当。
子供の頃から本はもちろん料理書が好きで、編集・メーカー企画販促・カフェ・雑貨店・書店などで勤務。ずっと本と食に関する仕事に携わる。大阪府出身で大阪と京都を行ったり来たり。社会人と大学生の息子ふたりと三人暮らし+ねこ。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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