【料理教室の季節の人気メニューから/2月】ライムのさわやかな酸味が最高!焼きねぎと芽キャベツのライムマリネ

料理教室「さときっちん」の台所便り
2022.02.14

こんにちは、料理家の柚木さとみです。
毎日寒いですが、2月になり、早くも菜の花や山菜などを見かけるようになりました。冬から春にかけての季節の移ろいを食材からも感じますが、まだまだ冬野菜もおいしい時期です。

今月ご紹介するのは、「焼きねぎと芽キャベツのライムマリネ」。じっくりと焼いた長ねぎや芽キャベツの甘みを、ライムの爽やかな酸味が引き立ててくれます。レモンだと酸味がきゅっと強いので、私はこのマリネにはライムを使用します。ライムのほか、すだちやかぼすで作るのもおすすめです。


焼きねぎと芽キャベツのライムマリネ

【材料(4人分)】
長ねぎ…1.5〜2本
芽キャベツ…8個
オリーブオイル…大さじ1〜
[マリネ液]
ライム…1個
エキストラ・バージン・オリーブオイル…大さじ2
塩…小さじ1

【作り方】
  長ねぎは白い部分、青い部分ともに3cm長さに切る。芽キャベツは縦半分に切り、下半分に縦に切り込みを入れる。※火通りをよくします

②  ライムは薄く1枚スライスし、いちょう切りにする。残りの果汁はボウル、またはバットに絞る。エキストラ・バージン・オリーブオイルと塩を加え、よく混ぜる。

  フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、弱めの中火で長ねぎと芽キャベツを焼き、焼き色がついたらふたをして蒸し焼きにする。十分に火が通ったら、のボウルに加えてマリネ液をからめ、そのまま30分なじませて器に盛る。

【メモ】
・長ねぎも芽キャベツも、じっくりと火を通すのがポイントです。野菜の甘みをしっかりと引き出します。
・野菜をマリネ液に漬ける時、マリネ液が分離していたら、よく混ぜてから野菜を加えます。
・れんこんで作るのもおいしいです。食べやすく切り、さっと水にさらしてから焼きます。

今月は、料理やキッチンまわりとなんら関係ありませんが、最近のアトリエについてのお話です。

この平屋を借りて、この春で丸10年(!)になります。昨年は雨漏りもあったので、大家さんが古い屋根瓦の葺き替えをしてくださることになりました。

ほかにもガスメーター交換のための工事やちょっとした修繕箇所もあり、思いきって2月は料理教室はお休みして、アトリエのメンテナンスをする期間にあてています。


天井を抜いているので、屋根裏がむき出しです。この木の上に防水シート、下地、そして瓦が重なっています。

借りた当初で築55〜56年の物件だったので、かなりシミだらけになっていた天井はすべて抜きました。開放感が出てとてもすっきりとし、味わいのある梁も楽しめる空間になりましたが、今回のように屋根の葺き替えとなると、埃やごみなどが室内に落ち放題。これはまずいと、工事に入る前にせっせと養生シートで覆いました。


家具を移動し、養生シートで覆いました。


こちらはストックルーム。今では備品がいろいろと置かれていますが、アトリエに暮らしていた時には寝室として使っていた部屋です。

数日経ち、工事後にアトリエに行くと、やはり床はごみや埃でいっぱい。養生しておいてよかった! 工事の際に屋根から落ちてきたごみが梁の上にもたくさん溜まっていたので、作業着に着替えてマスクを二重にし、頭に手ぬぐいを巻き、2メートルの脚立にのぼって梁や照明、電気コードなどすべてきれいに拭き掃除をしました。


立派な梁。埃やごみを下に落として、きれいに水拭きしました。

その後、シートをすべてはがして無事完了しました。


家具がないとかなり広々。奥にはアイランドキッチンがあります。

まだガスメーターの工事などが残っていますが、ストックルームにたくさんある備品や器などもひと通りチェックして、もっとすっきりさせる予定です。そして隅々まで磨いて、また3月に生徒さんを気持ちよくお迎えしたいと思います。

 

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Profile

柚木さとみ

SATOMI YUGI

料理家・フードコーディネーター ・カフェプランナー。1973年東京生まれ。5人姉妹の5女。ご主人とサビ猫姉妹(くう、ねる)との2人+2匹暮らし。大学卒業後、吉祥寺のカフェで店長を務めたのち独立。カフェのプランニングやプロデュース、メニュー開発、料理教室講師、ドラマの料理制作など、食と食空間に関わる仕事に携わる。2012年から、築65年の古い一軒家をリノベーションしたアトリエで料理教室「さときっちん」を主宰。旬の食材を生かした暮らしになじむレシピが人気。著書に『からだがよころぶ!菌活レシピ』(幻冬舎ルネッサンス)、『美人をつくる発酵食レシピ』(じゃこめてい出版)など。
https://yugisatomi.com
Instagram:yugisatomi

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