第39回 旬の時期においしさを味わい尽くしたい!福田里香さんの『いちじく好きのためのレシピ』について。

京都「本と野菜OyOy」から
2022.07.11
 

こんにちは。OyOyの佐藤です。

今月ご紹介する本は、福田里香さんの『いちじく好きのためのレシピ』(文化出版局)です。
私は死ぬ前に食べたいものを聞かれたら、必ず「いちじく♡」と答えるほど無類のいちじく好き。
そのまま食べるのがいちばん好きなのですが、甘みやうまみを凝縮した加工したものも好きです。
この本が出た2018年頃は、まだいろんな種類のいちじくは出回っていなかったように思います。小さくぎゅっと締まったものや緑のもの、今ではスーパーでも扱うところが増えてきたようです。

真ん中のトロッとした部分やタネのプチプチ感もうまみの特性。
この本では生とドライ、2種類のいちじくのもっとおいしく食べる方法がたくさんまとめられています。

お菓子だけにとどまらず、ジャムにケーキ、焼き菓子、それからサラダやお肉と合わせる料理まで。
丸ごと一冊全部いちじくの本。

いちじく好きの方は、ぜひチェックしていただきたい1冊です。


さて、先月からいきなりの猛暑で身体がついていきません。
みなさん体調崩されてませんか?
おかしいな、という時には旬の新鮮なものを食べて身体を喜ばせてあげたいなあ、と思います。
今月も旬がたくさん詰まった、OyOy自慢の季節の野菜プレートのご紹介させていただきますね。

7月の季節の野菜プレート、メインのお野菜はピーマンです!


ピーマンは、南米が原産のとうがらしの一種。夏の暑さに最も強い野菜とも言われています。
とうがらしには香辛料として使われる「辛味種」と、
主に野菜として食べられる「甘味種」があり、ピーマンも「甘味種」のとうがらしです。
猛暑日が続いていますが、まだシーズンは序盤なので、今時期のピーマンはやわらかくてみずみずしいのです。

そのジューシーさを生かすため、今月はシンプルに丸ごと、たっぷりのオリーブオイルで蒸し焼きにしました。
特有のほろ苦味も、じっくり火を通すとうま味に変わる気がします。
シナモンで香りをつけた赤たまねぎのマリネを添えてお出しします。
種やワタも食感がたのしくておいしいので、ぜひ一緒にお召し上がりくださいね。
ピーマンの他には、ナスやいんげん、空心菜などの夏が満喫できる野菜をたくさん使います。
スパイスを随所で使ってほどよくパンチを効かせ、暑い日に食べたいごはんをぜひお楽しみください。

← 【京都「本と野菜OyOyから」連載記事はこちらにも】

 

次回の京都「本と野菜OyOy」からは、8月8日(月曜日)に更新予定です。どうぞお楽しみに!

本と野菜OyOy
京都市中京区烏丸通姉⼩路下ル場之町586-2 京都市営地下鉄「烏丸御池」駅直結 新⾵館1階

営業時間 11:00〜21:00
TEL 075-744-1727
https://oyoy.kyoto/

Profile

佐藤夕伽子

YUKAKO SATOU

京都「本と野菜OyOy」にて本の選書・売り場作り、運営を担当。
子供の頃から本はもちろん料理書が好きで、編集・メーカー企画販促・カフェ・雑貨店・書店などで勤務。ずっと本と食に関する仕事に携わる。大阪府出身で大阪と京都を行ったり来たり。社会人と大学生の息子ふたりと三人暮らし+ねこ。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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