「Re Make(リ・メイク)」…おすすめ帖vol.37

おしゃれさんコーディネート
2020.07.11


『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる「季節のおすすめ帖」連載コラムです。季節ごとのおすすめの品を月に2回、ご紹介しています。

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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々

若い時は、古着屋さんに長時間居座って「これ、着丈短くしたらかっこいいかな」とか「このズボン、裾をテーパードさせたらいいかも」など、そのままでは着ないものを安く買って、何とかして着られるものにならないか、そんな想像をすることも実際に着ることの前座のような存在で、意外にその時間のほうが楽しかったりしました。

 

「ARTEPOVERA(アルテポーヴェラ)」のリメイクシリーズを見ると、いつもそんな昔の心境が蘇ります。

 

 

20年ほど前、憧れていたブランドの本拠地である岡山へ移り住み、そこで働きながら自らのブランド「ARTEPOVERA(アルテポーヴェラ)」を立ち上げたデザイナーの鹿野さん。とにかく古いものが大好きで、共同で大きな倉庫を間借りして、買ったものをたくさん保存していたそうです。

 

古いものの中には当然古着やデッドストックもたくさんあり、ブランドを始めた当初は、それらを解体して新しい洋服を作る、リメイクが主になっていたそうです。

 

 

古着には、それでしか味わえない少し特殊な存在感を持っています。生地の質感やボタンの雰囲気、経年変化による退色の面白さ。そんな感覚を楽しみながら作っていたのだと思います。

 

 

実際、私が「ARTEPOVERA(アルテポーヴェラ)」を知ったのもリメイクがきっかけでした。もう10数年前、出張先のお店に立ち寄った際、テントの生地を継ぎはぎして作ったエプロンワンピースが目に入り、即決で妻へのお土産となった。それが「ARTEPOVERA(アルテポーヴェラ)」との出会いでした。

 

 

それから時間が経ち、ブランドの成長とともに、既製服が増える一方で、わずかだけれど出発点であるリメイクはなくさずに作り続けています。

 

 

そこにはとっても共感していて、アナベルではほぼ欠かさず、何かしらのリメイクをお取り扱いするようにしています。私は10代で、洋服を好きになり始めたころを思い出しますし、作り手もブランドが成長する中で、何かしらの道しるべになるような部分だと思います。何より、作っていて、きっと楽しいのだと思うのです。

 

 

その楽しさが、買う側にも伝わるのだと思います。私はそれで、彼らの存在を知ったのですから。同じものを大量には作れませんので、利益の出るようなものではありません。たとえばリノベーションでどんなに部屋をぶち抜いても、絶対になくしてはならない大黒柱のようなものだと思います。

 

 

今年のスカートは、数種類のシャツやジャケットが入り混じる形で、スカートになっています。季節も問わず、真冬以外は履いていただけるような素材感です。タイツにブーツを合わせて秋のファッションを楽しんでも良さそうですよ。

 

 

まずはビーサンとTシャツで、夏をお楽しみください。

 

 

リメイクスカート:ARTEPOVERA ¥23,000+tax

 

*編集部より 伊佐さんがおすすめする涼しく快適な夏のアイテムを『ナチュリラ』vol.50夏号で特集していますよ。本誌のほうもぜひご覧になってみてくださいね! 

 

アナベル

神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-20-1美しが丘アレービル104 
東急田園都市線たまプラーザ駅から徒歩5分
℡:045-482-4026
営業時間:11:00~20:00 水曜定休
http://www.f6products.com/
https://www.instagram.com/annabelle_104/

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