やりすぎは苦手。だけどいつもワクワクしていたい パウラ・グリーフさん Vol.1

大人になったら、着たい服
2020.08.17

スタイルを持ったニューヨークの女性たち。“自分らしい”おしゃれや暮らし方の流儀を現地在住のコラムニスト・上野朝子さんにリポートしていただきました。

70歳を前にした今も
クールに生きている


マンハッタンからアムトラックに乗って2時間。ブルックリンからの移住者が多い人気の田舎町ハドソンで暮らすパウラは、昼間は1階のアトリエで陶芸に没頭し、日暮れとともに仕事を終え、好きな本を読んだり、友達と会ったり、ゆるやかな時間を過ごしている。


スニーカーを履くカジュアルなパウラの姿からは想像が難しいけれど、1980年代は敏腕なアートディレクターとしてマンハッタンで多忙な日々を送っていた。当時はいつもハイヒールを履いていたという。マドンナの『ライク・ア・ヴァージン』のアルバムジャケットも、デュラン・デュランのミュージックビデオも、彼女の作品だ。


「70歳を前にした今、フィジカルに歳をとっている感覚はあるけれど、メンタル面はあまり感じない。今も私はクリエイティブな人間だし、クールに生きていると思う。ハドソンに来てすぐに恋に落ちて、ボーイフレンドもいるのよ。人生、いくつになっても何が起こるかわからないものね」

→Vol.2に続きます

photo:GION text:上野朝子


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Profile

Paula Greif

パウラ・グリーフ

1952年アメリカ・ブルックリン生まれ。1980年代から、『ローリングストーン』誌やミュージックビデオ、CMなどのアートディレクターとして活躍。5 年前にニューヨーク郊外に住まいを移し、現在は陶芸家として注目される。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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