やりすぎは苦手。だけどいつもワクワクしていたい パウラ・グリーフさん Vol.2
スタイルを持ったニューヨークの女性たち。“自分らしい”おしゃれや暮らし方の流儀を現地在住のコラムニスト・上野朝子さんにリポートしていただきました。
陶芸家よりも
アーティストでいたい
陶芸を始めて10年。きっかけは50代後半の離婚だった。
「本当に心が折れてしまう離婚だったの。そんなとき、アレクサンダー・カルダー(彫刻家)の本を近所の書店で見つけて。彼が自宅で制作活動をしていたことを知って、私も何か家でできることをやってみたくなった。そして、たまたま通りがかった近所の陶芸教室でお皿を一枚作ってみたの」
人生の方向転換が必要だったとき、陶芸は離婚のリカバリープロジェクトになってくれた。
「これから先も陶芸を続けていきたい。でも、陶芸は自分のアート表現のひとつと思っている。70代に向けて、ジュエリーやテキスタイルもやってみたい。私は陶芸家よりもアーティストでいたい」
photo:GION text:上野朝子
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Profile
Paula Greif
1952年アメリカ・ブルックリン生まれ。1980年代から、『ローリングストーン』誌やミュージックビデオ、CMなどのアートディレクターとして活躍。5 年前にニューヨーク郊外に住まいを移し、現在は陶芸家として注目される。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。