【秋のおしゃれ・~風に吹かれて~_DAY1】柄のコート
島根県松江市にあるセレクトショップ「Daja」の板倉直子です。
私には、秋になると儀式のように聴く音楽があります。
それはボブ・ディランの「~風に吹かれて~Blowin’ in the Wind」。
秋の訪れを感じるのは、朝晩の通勤時や洗濯物を干すときの風の冷たさだったり、はたまたボリューミーなお菓子が食べたくなる時だったり、笑。
そんな小さなサインを集めて秋が来たことを五感で感じ取り、どっぷりと秋気分に浸るため、仕上げにボブ・ディランを聴くのです。
10月の「おしゃれさんコーディネート」は、そんな秋を楽しむコツを、お気に入りのアイテムとともにお伝えしたいと思います。
今回も3日間連続、10/16(金)~10/18(日)に渡ってお届けします。
秋気分が盛り上がる、ガンクラブチェックのステンカラーコート。
今までは柄のコートを着るなんて考えたこともなかったのに、なぜだかこの秋気になるチェック柄。
さて、このコートに何を合わせよう。
〈レディ〉と〈トラディショナル〉をお題に、2種類のコーディネートを考えてみました。
まずは〈レディ〉なコーデから。
トラディショナルなチェック柄のコートをエレガントなイメージで。
コートのインはこんな感じ。
黒のブラウスとネイビーのワイドパンツ。
この色合わせは私の好きな配色の一つ。
特に寒い季節に合うような気がします。
前ボタンの無い装飾性を省いたロールネックブラウスは、やや光沢感のあるコットンサテン生地の美しさが際立ちます。
コートから覗くロールネックのブラウスの襟は、知的な印象。
アウターを引き立て、凛とした印象を与えてくれます。
コートとブラウスの襟同士がケンカすることなく、上手く合わせられそうですね。
ロング丈のステンカラーコート〈ルーヴル〉は、長身の自分に似合うコートが欲しくて「スティアンコル」のデザイナーにリクエストして生まれた型。
ラグランスリーブのナチュラルな肩のラインと、着丈の長さがルーヴルコートの特徴です。
サイズは2種類ありますので、身長に応じて選ぶことができますよ。
ガンクラブチェックのコートの生地は、ライトベージュにキャメルとブラックの格子が入った上品な柄。
ポリエステルにコットンが混紡された生地は、軽くてシワになりにくいのが特徴です。
撥水性もあるのでレインコートとして着ることもできます。
裏地には美しいブロンズ色のサテンキュプラがあしらわれていて、着るときにちらりと見えると気分が上がります。
袖を折り返して手首を見せると、軽やかでこなれた印象に。
次のコーデは、思い切り〈トラディショナル〉な装いで。
コートの伝統的なイメージにぴったりの、ややおじさん風のコーディネート。
コートのインはこんな感じ。
ベージュのバンドカラーシャツにネイビーのツイードベストをオン。
パンツは〈レディ〉コーデの色違いのチャコールを合わせてみました。
私はシャツが好きなので、シャツに重ねられるベストもよく着ます。
今シーズンはハリスツイード素材のあたたかいベストも良さそうですね。
ネイビーのツイードベストの背中側は、ダークブラウンのコットンの切り替えに。
コートを脱いだ時にもおしゃれ感が漂います。
寒さや雨風から身を守ってくれるコート。
これから約半年はおしゃれの主役となってくれます。
食わず嫌いで今までは敬遠していた柄のコートも、シックなものを選べば手持ちのアイテムを活かし新鮮に見せてくれることが分かりました。
今年のコート選びはガンクラブチェック柄も大いに気になります。
・・・・・・・・・
ガンクラブチェック ステンカラーコート〈 LOUVRE 〉
「SOUTIENCOL」
¥88,000 + tax
ムートングローブ
「Italguanto」
¥17,000 + tax
【レディコーデ】
ロールネックブラウス
「HAVERSACK」
¥20,000+tax
ウールカシミヤ ワイドパンツ(ネイビー)
「michel beaudouin」
¥19,000+tax
【トラディショナルコーデ】
バンドカラーシャツ
「HAND ROOM WOMEN’S」
¥19,000+tax
ツイードベスト
「Le minor」
¥22,000+tax
ウールカシミヤ ワイドパンツ(チャコール)
「michel beaudouin」
¥19,000+tax
靴:私物
photo:伊東昌信
島根県松江市学園南2-12-5 HOYOパークサイドビル1F
TEL:0852-24-0112
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日
http://allo-daja.com
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。