おしゃれは、ずっとへそ曲がり 山村ヒロミさん Vol.1
大人になったら、着たい服
2020.11.11
枠をはずすことがテーマです。
これまでファッションで
ずっとやってきたことに、
生き方がようやく追いつきました
えんび服にはあえてのスニーカー
「コム デ ギャルソン」のえんび服は、「ジュンヤ ワタナベ」のメンズのカーキパンツと「ズッカ」の白スニーカーではずす。リネンのタキシードシャツもパンツにオンして。「女性のドレスには興味がないけれど、男性の正装は好き」と成人式もタキシードをあつらえたそう。
ファッションに関しては、人がしないことをあえてしたいし、枠をはずしたい。ついアレンジしたくなるんです。へそ曲がりですよね」と笑う山村さん。
えんび服にカーキのパンツとスニーカーを合わせたり、コートをわざと裏表に着たり……。そのコーディネートの、なんとこなれて格好いいこと!
プレーンな黒のコートを裏表に着る
自分に似合う形を色や素材違いでポケットと前立てのグレーがアクセントのコートは「コム デ ギャルソン」。「実はひっくり返して着ているんです。裏のデザインが気に入って買ったので、一度も表にして着たことがありません」
「でもね、生き方に関しては、ずっと保守的でした」
山村さんは、山口県長門市の出身。29年前に地元でカフェを開き、雑貨店も営んでいました。
「二十数年、何の疑いもなく生まれ育った場所でお店を続けてきたのは、何かカタチあるものを作り、そこで続けていくこと、変わらないことがいいことだという価値観だったからです」
photo:和田直美 text:和田紀子
もっと詳しい内容は、ただいま発売中の
『大人になったら、着たい服 '20-'21 秋冬』でご紹介しています。
ご覧になってみてくださいね。
Profile
山村ヒロミ
Hiromi Yamamura
1963年山口県生まれ。長門市の千畳敷でカフェや雑貨店を29年営む。昨年12月に東京・原宿「表参道ジャイル」4階にオープンしたグローサリーショップ「イートリップ ソイル」の店長となるのを機に、56年暮らした山口を離れ東京へ。
https://eatripsoil.com/
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