おしゃれは、ずっとへそ曲がり 山村ヒロミさん Vol.2

大人になったら、着たい服
2020.11.12

←Vol.1はこちらから

お店を営むかたわら、3年ほど前から街づくりにも関わってきた山村さん。多くの人に長門市に来てもらいたいと、昨年大きな野外イベントを企画したものの、当日台風が直撃して中止になってしまったとか。


ウエストのテキスタイルがまるで帯のよう

ウエストの生地と裾のパイピングがアクセントのハリスツイードの巻きスカートは「マミウス」。スカートのボリューム感に合わせて、「エヌワンハンドレッド」の少し厚めのニットを。タートルは折り返さず、くしゅっとさせる派。

 

「結局、カタチにはならなかったけれど、日本全国に同じ気持ちの人がいて、みんながひとつになっていたことを実感したとき、場所もカタチも関係ないんだなと気づいたんです」

そして、山村さんは生まれてから56年暮らした山口から上京。東京での生活も、ひとり暮らしも、雇われる立場になることも、すべてが初めての経験だそう。


パッチワークデニムならピンクでも甘くならない

元「エヌワンハンドレッド」デザイナー、橋本靖代さんが手がける「イレブン セカンド」のスモーキーピンクに一目惚れ。デニムは、15年以上はいている「アールエヌエー」。すり切れたところに「ミナ ペルホネン」の生地を自分で縫いつけた。ピンクにあえて「ダナー」のワークブーツが山村さんらしい。

 

「はずしたい枠がたくさんあったんですね(笑)。変われないと思っていたけど、変わっていくことが今はいいと思えるし、ワクワクします。普通の人がやらないことも、そのとき自分がやりたいと思った気持ちに素直になれば、自分らしくいられます。生き方がようやくファッションに追いついた感じです」

 

photo:和田直美 text:和田紀子

もっと詳しい内容は、ただいま発売中の
『大人になったら、着たい服 '20-'21 秋冬』でご紹介しています。
ご覧になってみてくださいね。

Amazon 
楽天ブックス 


→その他の『大人になったら、着たい服』の記事はこちら

Profile

山村ヒロミ

Hiromi Yamamura

1963年山口県生まれ。長門市の千畳敷でカフェや雑貨店を29年営む。昨年12月に東京・原宿「表参道ジャイル」4階にオープンしたグローサリーショップ「イートリップ ソイル」の店長となるのを機に、56年暮らした山口を離れ東京へ。
https://eatripsoil.com/

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ