「楽しく家で過ごしたい冬」…おすすめ帖vol.48

『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる「季節のおすすめ帖」連載コラムです。季節ごとのおすすめの品を月に２回、ご紹介しています。

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photo：川本浩太　text：伊佐洋平　model：伊佐奈々

 

今年の冬休みほど人が動かない年もないでしょう。残念な気もしますが、ちょっと考えるとそんな長期休みは二度と味わえないのかもしれない。家でじっと過ごす年末年始。それはそれで楽しそうだ。昔ながらの遊びが盛り上がるのかもしれない。そんな冬休みにお勧めしたいお洋服です。

 

まるで羊さんのような可愛らしいモコモコ感。

 

 

アウトドアブランドのフリースがポリエステルやペットボトルからの再生繊維で製造される中、こちらは羊毛100%のフリースセーターです。網状になったメッシュにウール糸を使用して編み込む手法をとっており、型崩れもしづらいのが特徴です。表面を覆い隠すように編み込まれたフリースセーターは、軽くて温かい。

 

 

見た目はポリエステルのフリースと見分けがつきませんが、ポーランドのファクトリーブランド「COLDBREAKER(コールドブレーカー)」のこちらは、インナーにシャツやタートルを着たら、アウターになるのではないかと思うほど。

 

 

今回アナベルでは、3色を2サイズでセレクトしています。XXS・XSの2サイズ展開です。写真は、身長155cmの妻がXXSをちょうどよく着ています。

 

 

少し袖が短めのようです。

 

 

家で過ごす年末年始は、「ちょっとそこまで」のお出かけが増えてきそうです。お散歩や買い忘れの食材を買い出しに出かけたり。

 

 

ちょっとした外出なら、これでも大丈夫なのでは？と思ってしまうようなフリースです。ざっくりセーターを家の中で着ていたりもしますが、外に出るときは風がスースーしますから、やっぱりそのまま出ることはないのかもしれません。こちらは真冬には日本の北海道より寒くなるような国、ポーランドで製造された「COLDBREAKER（コールドブレーカー）」。名前だけのことはある。たしかに、通常のセーターより風を通さない。

 

 

手袋とストールを使えば、この通り。

 

 

大判のモヘアショールやブランケットをアウター代わりに使ったら、ご近所で過ごすのにちょうどいいのかもしれませんよ。僕はわざわざSサイズを自分用にオーダーして着ていましたが、完全に娘に奪われました……。「大きく着たい」そうです。寒い日は、家の中でも快適そうです。

 

 

コートを着るとしたらどんなものがいいのか？たしかにセーターだけでもややボリュームのあるお洋服ですから。

 

今回は、「NATIVE VILLAGE(ネイティブヴィレッジ)」の大きめのボレロコートを着てみました。これ以外でも、アナベルではゆったりしたアウターが多いので、似合うものはあると思います。パッと思いつくのは、先日ご紹介した「ARTEPOVERA(アルテポーベラ)」のシンサレートコートとか。

 

 

 

袖はXXSでこのくらいです。妻は腕が若干短めですので、通常の長さの方だともう少し短く見えるかもしれませんね。

 

扱いやすい色ばかりですので、色は直感で選んで大丈夫。ジーンズやスカートに合わせても可愛らしい。モコモコとしたセーターです。

 

 

アウトドアのストームジャケットをお持ちの方は、そういったものをアウターにしても良いのかもしれません。

 

帰省ができない、旅行に行けない、外食がしづらい、挙げればきりがないくらい出てきますが、もう切り替えるしかないんでしょうね。「今年は楽しく家で過ごそう」と。

 

フリースセーター：コールドブレーカー　￥18,000+tax

 

そして、今日はもうひとつ楽しいお知らせが！

先日から始めた暮らしとおしゃれの編集室YouTubeチャンネルに「アナベル」さんのお店の様子と伊佐さんがこの冬提案するショートコート＆ニットの着まわしコーデをご紹介する動画がアップされました！！　

「アナベル」さんの店内と“動く・話す”伊佐さん。まだお店に行かれたことのない方は必見ですよ～。ぜひこちらもご覧になってみてくださいね。

 

←その他の「アナベル」の着こなしはこちらから

＊編集部より　『ナチュリラ』vol.52冬号では伊佐さんがおすすめする淡色コーディネートをご紹介していますよ。本誌のほうもぜひご覧になってみてくださいね！　

 

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