ラクチン靴から組み立てるワンマイルスタイル
「öffen」デザイナー 瀬川さとみさん
20代のころからアパレル業界でキャリアを積み、若いときはとにかく自分を着飾るおしゃれを楽しんでいたという瀬川さん。出産を経験してライフスタイルの中心がが子育てへと移ったことで、おしゃれに対する意識にも変化が生まれてきたといいます。
「身につけるものから食べるものまで、あらゆる面でサスティナブルな意識が高まってきて思いが強くなりました」
そうして誕生したのが、自らデザインを手がけるシューズブランド「オッフェン」です。フラットで履きやすいデザインに加え、アッパーからソールに至るまで、できる限り再生素材を使用し、製造過程でも極力有害物質を生み出さないよう、配慮されているのだとか。瀬川さん自身のワードローブにも欠かせない存在に。
白×レンガ色というメリハリの利いた配色のワンツーコーデと、ネイビーコートの間に黄色のパーカを差して、楽しくリズミカルな着こなしに。足元も黄色×茶のコンビパンプスを選び、パーカとパンツの色をリフレイン。
ネイビーのニットワンピースはエレガントになりすぎてしまうので、あえてパーカーを重ね、ほんのりカジュアルダウン。ライトグレーのチェスターコートと足元の黒のひも靴で全体をほどよく引き締めて。
photo:岡田久仁子 text:坂本祥子
『ナチュリラvol.52 冬号』より
Profile
瀬川さとみ
リサイクル素材を使用したエシカルなシューズブランド「オッフェン」は来春デビュー。兵庫県宝塚市在住で、プライベートでは一児の母でもある。https://offen-gallery.com
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